みえミュージアムセミナー日本橋 第2回 博物館で識る伊勢神宮 ブームに流されないお伊勢まいり

東京都日本橋に今年オープンした三重県の首都営業拠点「三重テラス」で開催した「みえミュージアムセミナー」第2回は、「式年遷宮記念 せんぐう館」と、「斎宮歴史博物館」から講師をお招きし、コーディネーターの前田さんの進行で、前半は「遷宮」や「女性」をテーマにトークを展開されました。
遷宮の「遷」という字には、形がないものをうつして、よりよくするという意味合いがあります。遷御が行われた後と前では、社殿の見え方がまるで違うそうです。
また、全国的にみて、祭礼や儀式では女性が遠ざけられることが多い中、遷宮行事で女性が重用されていることについて、戦後の混乱の中、男性親王はみな軍籍にあったため、祭主を女性にしたということがあったそうです。また、女性祭主のもと、戦後の貧しい中、国民に協力を求めて行った遷宮のスタイルが、以降のモデルとなっているそうです。
休憩をはさみ、後半はゲストの黛まどかさんにご登壇いただきました。黛さんは、伊勢周辺の地域に125社ある神宮の別宮、摂社、末社、所管社を巡られているそうで、どこを訪れても地元の人々によって管理され、手入れが行き届いていること、また地元の人々が管理することを誇りに感じていることなどを話されました。
☆講座開催情報
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時間 18:30〜20:30
講師
式年遷宮記念せんぐう館 石垣 仁久 さん
斎宮歴史博物館 榎村 寛之 さん
コーディネーター 前田 憲司 さん
ゲスト 黛 まどか さん
参加者数 59名
参加費 無料
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☆参加者の声
・神社検定をうけたりして遷宮という事もありお伊勢さんとは?とか日本人のこころとはどんなものだったかなど学ぶことが多くなりましたが、今日もいろいろ勉強になりました。いざとなったときは女性!!私ももっと元気にがんばります。お日様みたいに明るく!ありがとうございました。
・講座の内容が難しいな、たいくつだなと思っていたところ、「私が日本人だからここにいていいんだ。このことを体感してほしい」とのお話しに、目の前が晴れたような気分になりました。ますます行きたくなりました。ブームに流されながらも、早

起きして外宮から参拝してみます。
