みえミュージアムセミナーの先ドリ!セミナー

9月から開催する「みえミュージアムセミナー」の「先ドリ企画」として、セミナーと展示を開催しました。
セミナーは2部構成で開催しました。基調講演は、兵庫県立美術館館長 蓑 豊さんの講演会です。
蓑さんは、金沢21世紀美術館の初代館長として、開館前から様々な仕掛けをし、美術館に対する期待感を大人も子どもも盛り上げていきました。人が集まる所に文化が生まれると蓑さんは話されます。三重県でも、来年の4月には、新しく県総合博物館が開館します。最初に人を興奮させるような仕掛けをし、盛り上げてほしいと、期待を込めて話されました。

第2部では、「ミュージアムトーーク!!」と題して、みえミュージアムセミナー参加6館によるシンポジウムを開催しました。
各館の設立や、地域とのつながりなど、普段あまり知る事のない話題に、受講者のみなさん大変興味をもたれたようで、改めて各館を訪れたいという感想が多数ありました。
第2部登壇者
式年遷宮記念せんぐう館 深田 一郎さん
石水博物館 国府 尚直さん
斎宮歴史博物館 榎村 寛之さん
海の博物館 平賀 大蔵さん
本居宣長記念館 吉田 悦之さん
パラミタミュージアム 湯浅 英雄さん
三重県生涯学習センター 河原 孝

また「先ドリ企画」として、同時に開催していた「先ドリ!展示」では、6館の見どころを紹介したブースを出展し、たくさんの方にご覧いただきました。セミナー後には、各6館の担当者によるブース前でのフリー解説を行いました。
- 館で完結せずに地域に根ざすために、まちづくり的視点で語っていただいたのが興味深かった。
- 世界の美術館の建物が見られて良かった。美術館以外の建築物も。金沢の美術館へは一度行ってみたいと思った。麗子登場!にはしびれた!!
- 6つのミュージアムの名物学芸員の方々の生き字引そのもののお話が聞けて素晴らしいセミナーでした。各ミュージアムにかける情熱と知識が伝わり、再々度訪れたい思いです。
- それぞれの博物館にとって何が目玉なのか、よくわかりました。比較するのではなく、各館の良さが際立った講座、対談でした。久しぶりに有意義な講座に参加させていただきました。ありがとうございました。