学校向け文化体験プログラム ことばを楽しむ「美しい話し方〜聴く・話す・伝える〜」

四日市市立塩浜小学校の5・6年生のみなさんに、「美しい話し方」の授業を2週に渡って届けてきました。
「言う」のではなく「伝える」、「聞く」のではなく「聴く」。どんな違いがあるのでしょう?話すことは一生続けることですが、国語や算数のように「話し方」を勉強する機会は多くありません。
伝言ゲームをしたり、鏡で自分の口の動きを確認しながら発音したり、ニュース原稿を読んだりしながら、相手に伝わる話し方とはどういうことなのかを考えました。いつものように話していると伝言はなかなか伝わらないし、原稿も皆に聞こえなかったり理解してもらえなかったりします。授業をすすめるうちに、自分のペースで言いたいことを言うのではなく、いつも相手のことを意識し、伝えようとする気持ちが大切だとわかりました。また、講師の働く姿をVTRで見て、アナウンサーという仕事についても少し知ることができました。2回目の授業の最後には、大きな声で気持ちの伝わる挨拶をしてくれました。
☆プログラム内容
1.「話すこと」「聴くこと」についてのお話
2.声に出して読む
3.相手に伝える(伝言ゲーム)
4.鏡で口を見ながら発音する
5.話す時大切なことを意識して原稿を読む
☆プログラム開催情報
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日時 10月16日(水)、25日(金)
9:40〜12:30
講師 フリーアナウンサー 山上 和美さん
児童数 5年生 27名、6年生 47名
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☆先生からの声
・2回あるのはよかった。2回目に緊張がほぐれて「相手に伝える」ということを意識して活動できていたと思う。
・実際に働いている姿をDVDで見せていただいたので、TVやラジオで活躍されている方に教えていただけるということで、子どもたちの関心がより高まった。
・山上さんが、やさしく、ていねいに子どもたちに接してくれている中でも、「言葉に対するこだわり」が随所に見られたことがとても良かったです。
☆子どもたちの声
・「あ、い、う、え、お」それぞれの口の形や表現を知ることができ、あいさつも上手になった気がします。自分にとって、すごくいい授業

だったと思います。
・みんなに伝えるということがこんなにむずかしいんだなと思いました。
・言う・聞くではなく、心をこめて伝える、耳だけでなく目や心からも聴くということもおしえてもらいました。
・かがみでみてみるとぜんぜん口があいてなくてびっくりしました。
・私は放送委員をしているので、授業でやったように「聞いてほしい」「伝えたい」と思って放送をかけたいと思います。
・下をむかずにその人のほうをむいてあいさつするということを私はこれからやっていきたいと思います。


