学校向け文化体験プログラム「ダンス!ダンス!ダンス!(ダンスによる身体言語表現)

鈴鹿市立深伊沢小学校で、6年生を中心に5回にわたりダンスのプログラムを実施しました。
まずは体を動かすことに親しむため、柔軟体操や1曲分の振付けを覚え踊る通常のプログラムを、他の学年と一緒に実施しました。『じょいふる』のリズムにのってよく体が動いていました。2回目、3回目も『じょいふる』を中心とした授業となりましたが、その中で子どもたちが振付けを考えるパートを増やしていき、自分たちで“表現”することに重点を置いていきました。また、ダンスの重要な要素である“止まる”ことや、体を大きく動かすことも取り入れていきました。
4回目からは、発表会で披露する5年生との合作作品の振付けと練習を中心に進めていきました。またこの回から柔軟体操は子どもたちで行い、振付けも子どもたちが考えた動きを基に講師がダンスにするなど、子どもたちの発想の豊かさや自主的な姿勢が前面に現れてきました。
今回の取り組みでは、ダンスについて話し合うことでクラスのコミュニケーションがスムーズになったそうです。また回数を重ねるごとに理屈抜きでダンスを楽しむ様子も見られ、子どもたちの成長も感じられたプログラムでした。
☆プログラム内容
<1回目>
1.柔軟体操→1〜5回目まで共通
2.身体言語表現
3.『じょいふる』でダンス
4.講師模範演技『boxes』
<2回目>
2.動いて止まる
3.『じょいふる』…自分たちで振付けるパートが長くなる
<3回目>
2.グループでストレッチ
3.『じょいふる』…自分たちで振付けるパートが長くなる
<4回目>
2.ステップで体を動かす
3.『キャンプへ行こう』に動きをつける
<5回目>
2.『仲間がいれば』の動きをつけて練習
☆プログラム開催情報
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
日時 6月12日(火)10:50〜15:25
6月22日(金)、9月10日(月)、10月19日(金)
30日(火) すべて10:50〜12:25
講師 Hide Dance Lab 秀 和代さん ほか
児童数 6年生 23名
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
☆先生からの声
・教室の授業とはちがっていきいきとしてい

た。またほとんど声を出さない子どもがアイデアをグループに出していた。
・みんなで一つのものをつくり上げる活動は、様々な点で学級の人間関係づくりに役立ち、仲間とのコミュニケーション力も向上した。
・単発のワークショップでは見られなかった楽しそうな表情が、回数を重ねるごとに増えていきました。
☆子どもたちの声
・ダンスの授業をして、自分から発表できるようになりました。知らないうちにダンスがかってにできるようになりました。ダンスをしたら体がやわらかくなって、すばやい動きもできるようになりました。
・どんなにつかれていてもおどり始めると、つかれを忘れるほどダンスはとても楽しいものだと知った。楽しくない人は、自分が楽しもうとしていないんだと思う。
・友達とダンスだったらもっとたのしい!だからダンスはみんながいるからできる!みんながいるからダンスがつくれる!ぼくたちは1人ではダンスがおどれない。みんながいるからこそできる。友達とやるとたのしい、友達とできるのでうれしい気持ちがある。
