学校向け文化体験プログラム 伝統文化を体感「三重の伝統文化を体験しよう!(狂言)」

伊勢市立有緝小学校の5・6年生のみなさんに、「狂言」の体験授業を届けてきました。
最初に、挨拶の大切さ、そして狂言について様々なお話を聞きました。舞台上にあるものの名称や意味、その効果や、狂言と能の違いなどを教えていただきました。狂言の「笑う」の演技を実際に見せてもらうと声の大きさと息が長く続くことに子どもたちは驚いていました。
続いて狂言で使う面や扇子、衣装を近くで見ました。そっと触れたり、臭いを嗅いでみたり、昔から大切に保管されてきた品を思い思いの方法で観察しました。
「柿山伏」の鑑賞では、200名を超える児童がいるとは思えないくらい静かに、また真剣な表情で見入っていました。なんとか柿を落として食べようとする山伏の姿など、可笑しい場面では笑い声も起きていました。
最後にみんなで狂言の「笑う」「泣く」をやってみました。さらに6年生は教科書を見ながら台詞の練習をしました。少しの時間でしたが、大きな声で笑うことや、台詞の抑揚の難しさなどを実感したようでした。
☆プログラム内容
1.狂言のお話(舞台について、能と狂言の違いについて、など)
2.扇子・面・衣装を見学
3.『柿山伏』の鑑賞
4.狂言の「泣く」「笑う」の体験
5.台詞の練習
☆プログラム開催情報
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日時 9月9日(月)13:40〜15:20
講師 三重県能楽連盟 森 浩一さん
児童数 5年生105名 6年生98名
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☆先生からの声
・懸命に演じられている姿が、とても素晴らしく、子ども達に感動を与えていた
だきました。ありがとうございました。
・真剣に演じる姿に子どもたちは引き込まれていった様でした。
☆子どもたちの声
・教科書ではわからない、声や動きが、とてもよく分かりました。(6年生)
・話を聞いて、私は狂言はがまん強い、狂言が本当に好きで、表現が上手な人ができるものなのかな、と思いました。(6年生)
・自分達が読んだ国語の教科書の「柿山伏」とちがってすっごく気持ちがこもっていた。(6年生)
・昔からのものが今も伝わっている、それが見れて、とっても良かったです。(6

年生)
・生でみていると、内容がわかっているのに、ハラハラドキドキしました。(6年生)
・言葉も歩き方もていねいですごいしずかだったのでみんなむごんで見ていました。(5年生)
・すごくリアルでおもしろかったです。(5年生)
・まだ分からない言葉がたくさんあるけど、6年生になってちょっとでも言葉が理解できるようになれたらいいなぁと思いました。(5年生)
・内容はかんたんな物語なんだろうけど言葉が少しむずかしかったから、表情やしぐさにくぎづけになりました。(5年生)

