みえアカデミックセミナー2013 オープニング
「家族の時間 〜進化の隣人ゴリラに学ぶ〜」

現存する約300種の霊長類の中で、家族をもつのは人間だけです。最近ゴリラを始めとする類人猿の生活史が長期調査により判明し、家族は人間に特有な生物学特徴によって支えられていることが分かってきました。人間の赤ちゃんはゴリラより乳離れが早いのに成長が遅く、また人間の目は対面して感情を共有するように作られています。更に、老年期が長いなど、これらの特徴がどのように組み合わされて家族ができたのか。それがなぜ今、崩壊の危機にさらされているのか。「進化の隣人」ゴリラの社会を通して人間社会の「家族の時間」について山極寿一さんにお話しいただきました。


- 「ゴリラ」の主題から、かくも広大な話の展開に驚きました。
- ゴリラの社会や生き方に興味がありましたが、現代社会にとって大切なことを学ばせていただいた。
- 難しくなってきている人間社会。その解決への道を人間の進化の過程から学んだ。
- ゴリラの話から実は家族の大切さを改めて認識させられました。
- 人間の進化の歴史から人間の課題について学ぶとても面白いお話でした。
- 人でありつづけるために、大切な事を科学的に教えていただきました。
- 現代社会の基本、家族についての話とゴリラとの比較や繋がり等、幅の広い話でした。
- 家族のことが進化の過程を踏まえてとてもよくわかった。