学校向け文化体験プログラム「三重の伝統文化を体験しよう!(狂言)」

津市立誠之小学校5年生の皆さんに、狂言の授業を届けてきました。
はじめはあいさつの大切さと狂言のお話をしていただきました。能舞台の鏡板や三本の松が持つ意味、そして能と狂言の違いなどを学びました。
誠之小学校の教科書には狂言の演目が載っていないとのことで、まず演目『柿山伏』の解説を聞いてから実際に鑑賞しました。柿を食べるなどの演技が本当に食べているように見え、子どもたちからは歓声や笑いが起きていました。
休憩時間には江戸時代から受け継がれる衣装を見学、また面(おもて)を実際に顔に当て歩いてみる体験をしました。
子どもたちは伝統文化だけでなく、講師のお話を通してそこで受け継がれる礼儀なども学んでいました。
☆プログラム内容
1.あいさつのお話
2.狂言のお話
3.狂言の泣き方・笑い方
4.『柿山伏』の解説
5.『柿山伏』鑑賞
6.衣装、扇子の説明
7.面(おもて)の体験
☆プログラム開催情報
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日時 6月10日(月)10:35〜12:15
講師 狂言師 森 浩一 さん
児童数 5年生 53名
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☆先生からの声
・しっかりあいさつすること、語尾まではっきり話すことなど、今に共通する話すことの基本を言っていただいてよかった。
・劇が始まるとくいいるように見ていた。400年近く前からの伝統を大切にしていることを、道具を通して感じていた。
☆子どもたちの声
・教わった事は「人の役に立つために仕事をする」「やらされているのではなくてさしていただいている」「気持ちをこめてあいさつしないと相手には通じない」「あきらめてはいけない」です。
・かきを食べているところがとてもおいしそうに食べていて自分もかきを食べたくなった。
・せんすであおいでみると、うちわよりすずしかったです。一番好きながらは、桜ともみじのがらです。
・かめん<面(おもて>の中に、めちゃくちゃおもしろいかめんがあって、すごくわらいました。
・すごいなと思ったのは、あんなにすごく大きな声をだしてよくせきが出たり声がかれない事が、すごいと思いました。

