学校向け文化体験プログラム「和文化体験学習『平安時代 十二単&束帯の歴史と着装体験』」

開催日
平成26年9月4日
開催場所
松阪市立香肌小学校

松阪市立香肌小学校5・6年生のみなさんに、和文化体験学習の授業を届けてきました。
平安時代の女性の装束である「十二単」と、男性の装束である「束帯」はどんな人がどんな時に着ていたのかなどを教えてもらった後、実際に着る体験をしました。
実際に着ることで、きものは大変重く、また動き辛いものだということを実感していました。また、これらの美しいきものは、繭玉を何万個も使って長い時間をかけて作られる大変高価なものだと知り、嬉しそうだったり、緊張した様子だったり、いろんな表情が見られました。子どもたちは、「これで蹴鞠をするなんて」「こんなにたくさんきものを着るなんて、当時の夏は暑くなかったのかな?」「着るのも大変だけど、着つけている人もすごく大変だと思った」など、当時の人々の暮らしを想像してたくさん感想を発表してくれました。


☆プログラム内容
1.十二単のお話、「十二」にまつわるお話
2.着付けの手順を見学
3.空蝉の完成
4.十二単と束帯を着る
5.束帯のお話


☆プログラム開催情報
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日時  9月4日(木)10:35〜12:10
講師  小林豊子きもの学院のみなさん  
児童数 5・6年生 7名 
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☆先生からの声
・講師の方の考え、感じ方というものも学ばせていただけたと思います。
・どの子もはじめての体験によろこんでいました。また、感想を書く時もおちついて用紙にむき合い、感じたことを次々と書いていったことからも、その充実感が伝わってきました。

☆子どもたちの声
・平安時代の人になった気分になって、とても楽しかったです。着せる方の動作も、きれいだと思いました。
・平安時代の人は、ろう下を歩くのも大変だと思いました。12才で十二単を着れたのがうれしかったです。
・女の人の服を見ていると、細かいところもきれいだったので着させている人はすごく大変なんだなぁと思いました。