平成24年度 女性のための自己主張トレーニング
フレンテみえ相談室には多くの女性から対人関係の相談が寄せられます。相手の気持ちを考えすぎて、自分の気持ちが言えなかったり、気持ちと反対の行動をとってしまったり…その時は我慢できるくらいの小さなことでも、積み重なると苦しいもの。
フレンテみえではこのような女性たちからの悩みを受け止め、自分の思いを自分に合った言葉で、過不足のない伝え方を学ぶ「自己主張トレーニング」を開催しました。
今年は職場などで自分の気持ちを伝えるための内容でしたが、定員の倍を超える応募があり、抽選となりました。
こんなこと学びました!
理論編
自己表現のパターンには、①非主張的表現②攻撃的表現③主張的表現があります。普段の自分の表現パターンを知り、非主張的な表現や攻撃的な表現がもたらす悪循環について知りました。また、非主張的な人が自分の気持ちを言えない理由についても考え、その対策を学びました。
実践編
まず、気持ちを伝えるのが苦手な相手や時、状況について考えました。
女性は幼い頃から「でしゃばらない」「愛想よくする」ように育てられることが多く、なかなか思っていることを言葉にしづらい傾向があります。自己主張をわがままと感じてしまう人もいます。それは本当に言いにくいことなのか、自分の思い込みや考え方の癖はないかを点検し、実際に言いたいことを言ってみるトレーニングに入りました。
自分には「人と違っていい」「自己表現してもいい」「ありのままを感じてもいい」などの権利があり、同時に相手にもこの権利があることを意識しながら自己主張することが大切だと学びました。
最後に、これからの「私」に宣言し、今日がスタートであることを参加者全員で確認しました。講座修了生で自己主張の練習をするグループ「ポジティブ」が発足し、定期的に集まって自分の気持を自分に合った表現で相手に伝える練習をしています。

- 講座を受けて自分を見つめ直せました。努力して自分を少し変えてみたいと思います。
- 理論と実践を交えた講座だったので、やってみて気がつく部分と、理論から学ぶ部分の両方があってよかったです。
- 自分を大切に思えるようになりました。
- 毎日練習して自信をつけていきたいです。