アニメ×ジェンダー

開催日
2022年9月10日(土曜日)
開催場所
三重県生涯学習センター2階 視聴覚室

 いまや日本を代表するカルチャーとなった「アニメーション」は、時にその時代の社会課題を浮き彫りにすることがあります。今回は特に、時代によって移り変わる「ジェンダー感」が作品にどのように反映され表現されてきたのか、その変遷や展望などについて、横浜国立大学教授で日本アニメーション学会会長の須川亜紀子さんにご講演いただきました。

 講座では、まず日米それぞれのヒーロー・ヒロイン像を踏まえたうえで、1960年代以降の各時代における様々な作品について、当時の時代背景と照らし合わせながら現代の作品にみえる特徴まで広く解説いただきました。様々な作品が登場するお話は楽しく懐かしくもある一方で、これからの「多様性の時代」について考えさせられる内容で、参加者からは「作品を普段とは違う視点で見ることができて興味深かった」「これからの新しい作品も楽しみ」などの声が寄せられました。
 今回は親子での参加も含め幅広い層の皆さまにお集まりいただいた「フォーカスみえ」。これからも独自の視点で男女共同参画の様々な課題に迫ってまいります。

講演風景1
講演風景2

参加者の声

  • アニメ作品を普段とは違う視点で見ることができたのでおもしろかったです。他の作品もジェンダーの視点で見てみようと思いました。
  • 身近なアニメを取り上げて、ジェンダーについて分かりやすく説明していただいて、よかったです。ジェンダー問題は少し難しい話題にも感じますが、アニメに添って解説があり分かりやすかったです。
  • アニメの世界も、実世界の世情を反映したものになっていた(いる)ことが、よくわかりました。これからも、新しいアニメがどんどんできてくると思いますが、それらが楽しみです。