男女共同参画フォーラム みえの男女（ひと）2021
「新しい時代、囚われず、恐れず、憎まず 生きていくために」
ウィズコロナの時代、これまでの常識などが通用しなくなりつつあるなか、男性も女性も生きづらさを感じることなく、希望をもって進んでいくためには何が必要なのかを考える「男女共同参画フォーラム」。前回は感染拡大による影響のため中止となりましたが、今年は3つの分科会とホールイベントすべてを来場とオンラインどちらからでも参加できるよう準備を整えて実施。延べ220名以上の皆さまにご参加いただきました。
スペシャルトークのゲストは作家の川上未映子さん。東京からのリモート出演による講演で、寄せられる質問にも丁寧にお答えいただきながら、たっぷりとお話をうかがいました。また、同時開催の「第33回農山漁村のつどい」では、一般社団法人家の光協会理事の齋藤京子さん（リモート出演）から、家族みんながいきいきと輝く家族農業についてなどのお話をうかがうとともに、農産加工品等の販売などが行われました。その他、フレンテみえ主催講座受講生によるプレゼン発表会や、YouTuberのかずえちゃん（リモート出演）による分科会『「LGBTQ100人のカミングアウト」からのメッセージ』、さらに、三重の女性史研究会、男女共同参画みえネットによるパネル展示など、1日を通して様々な企画をお届けしました。
約2年ぶりの開催となったフォーラム。アンケートでは久々の開催を歓んでくださる嬉しいコメントも多数寄せられました。その想いをしっかり受け止めながら、これからもそのとき必要なテーマに向き合い、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
- 川上未映子さんのお話、さすがの感性と洞察力のお話を大変興味深くお聞きしました。オンラインだとどこからでも参加できてありがたいです。（ホールイベント）
- ずっと怖いのがデフォルトだから怖がらなくていい、みたいに言ってもらえた気がして、ふわっとかるくなりました。（ホールイベント）
- 生き方、考え方、すっごく考えさせられ学びました。（ホールイベント）
- 男女というワードにとらわれない、人間存在という視点からのお話が聞けてとてもよかったです。今日のお話をじっくり咀嚼するとともに、川上さんが表現されるものをこれから知っていきたいと思います。フレンテみえの方々、開催していただきありがとうございました。（ホールイベント）
- 想いをカタチにススム。あつい想いを聞かせていただきました。とてもパワフルでした。（分科会1「女性の想いを言葉に！～女性の想いをカタチに。プレゼン発表会～」）
- 今後の自分の人生に生かせそうな話題でとても参考になりました。また、自分の両親が家族経営をしていることもあり、家族にも共有できれば良いなと思いました。（分科会2「農山漁村でみんながいきいき！ ～一人ひとりが役割を担い活躍できる家族経営～」）
- かずえちゃんの説明が、とてもわかりやすかったです。「カミングアウトという言葉がなくなればよい」という言葉が、他の人権問題にも通づる大きな課題と思いました。（「LGBTQ100人のカミングアウト」からのメッセージ）
