大人女子のためのkkossori夜話会
こっそり聴きたいブックカフェ
日々の忙しさに追われて自分の時間が持てない女性のために
夜のひととき、自分だけの時間を持っていただき、ほっとしたり、元気になったり、気づきがあったりする・・・
そんな新しい自分に出会うための夜話会がスタートしました!
第一弾はブックカフェ
子どもの本専門店「メリーゴーランド」店主の増田喜昭さんと
絵本作家のつつみあれいさんにお越しいただきました。
参加者の方にご記入いただいた質問カードに答えていただきながらのブックトークは時に笑いに包まれ、時に涙ぐむ方もあり大好評でした。
下記はそんなトークと質問の一部をご紹介します。
自分らしいってなんだろう?
(つつみさん)
私は絵を描いている時が一番自分らしくいられます。絵を描けなかったら母でも人間でもいられない。絵を描いているのが幸せで、妻だったりとかお母さんだったりはその次です。子どもの頃から紙と鉛筆がなければ外で砂に絵を描いていたくらいです。
(増田さん)
かっこいいね。このブックカフェのテーマに「新しい自分と出会う」とあるけど、本当は新しい自分なんていない。でも知らない自分はいる。大声をだせる自分とか、絵が描ける自分とかね、そういう自分に気づいて欲しい。大切に思っている人よりも、最後に頼りになる人は自分です。
(つつみさん)
自分も2年前出品した絵本展が終わった後、反動で落ち込んでその時描いた絵はすごく黒い。でもその黒はすごくかっこいいなと思っている。
その後個展の話があり気分もウキウキして、色とりどりの絵も描くようになって、その絵もいいなと思う。いろいろな自分を経て、今は昔より、自由になりましたね。女性はこんなことを言ったり、したりしたら迷惑じゃないかなとか男性よりも思いがち。自分を持って行動したら大抵大丈夫だと思う。
女性がいきいきできる社会ってどんな社会?
(増田さん)
やりたいことをちゃんとやっていますかと言いたい。
夫とか子どもの愚痴をいつも言っている人はいきいきして見えないよ。でも本当は今いきいきしていないのは男性で、鬱も自殺も多い。それは男性が肩書きでものを考えているから。男性の方もいきいきして欲しい。明日はどうなるか分からないのだから、「こんなはずじゃなかった」と言わないように、やりたいことは今日やろうよ。
(つつみさん)
結婚したり、子どもがいたりすると自分の時間がなくてイライラしたりするかもしれない。自分もそうなるかと思ったけど、夜は自分の味方、夜が待っていてくれると思うようにして、絵は夜に描いています。
お仕事や家庭を持って自由な時間が少なくなっても見方を変えてみて。私も明日はないと思っているタイプなので描ける時に絵を描いて、絵本をどんどん出したい。楽しければいいな。
他にも、つつみさんが絵本作家になった経緯や、死ぬまでにやりたいこと、ご両親のことなど興味深いお話をたくさんお聴きしました。
そして、もちろんディープなブックトークもありました!
つつみさんと増田さんの人生を変えた&注目のブック3
つつみさんの人生を変えた3冊
「マザーグース」全5巻
「夢の絵本」(茂田井 武著)
「年を取ったワニの話」(レオポルド ショヴォー著)
増田さん注目の3冊
+子育てに悩まれている方への1冊
「アストンの石」(ロッタ ゲッフェンブラード著)
「ねずみ女房」(ルーマー・ゴッデン著)
「ピダハン」(ダニエル・L・エヴェレット著)
+「Q&Aこころの子育て」(河合 隼雄著)
キーワードは「枠」にとらわれないこと
選ばれた本を含め、トークで出てきたたくさんの本のお話や、お二人の生き方をお聴きして感じられたのは「枠」にとらわれないことの大切さでした。
今後の大人女子のためのkkossori夜話会は・・
平成25年10月4日(金)19:00~20:30
こっそり観たい映画会「THE ダイエット!」
平成26年3月1日(土)18:00~19:45
こっそり観たい映画会「母の道、娘の選択」
どちらも参加費500円で嬉しいお茶付です。お楽しみに♪
イベントは全て終了しました。
講師紹介
増田 喜昭
子どもの本専門店メリーゴーランド店主。通称「ひげのおっさん」。学校や幼稚園への絵本の読み聞かせ出張の他、新聞、ラジオ、講演などで本の紹介につとめるほか、作家を養成する「絵本塾」「童話塾」、子どものための「遊美術(あそびじゅつ)」を主宰。書店の枠を超え、喫茶店や多目的ホールでの、ライブ、映画会、作家を招いての講演会、展示など多方面で活躍中。著作に『子どもの本屋はメリー・メリーゴーランド』(晶文社)ほか多数
子どもの本専門店メリーゴーランド http://www.merry-go-round.co.jp
つつみ あれい
1973 年三重県津市生まれ。絵本作家。津市在住。1997 ~ 1999 年メリーゴーランドの「絵本塾」に参加。絵本に『ピーナッちゃんとドーナッちゃん』『ドーナッちゃんとモンブラリン』『ピーナッくんのたんじょうび』(すべて小峰書店)、『みっけちゃん』(フェリシモ出版)、「小冊子kalas」の連載など、リズミカルなテキストと、かわいらしいキャラクターがナンセンシカルに活躍する独特なおもしろさで人気。好きなものは、花、きのこ、草。そして、いつでもどんな時でも、2 人の子どもの母である。
つつみあれいの公式アピール http://alei.jp/
- 今日の話を聞いて自分に自信がつきました。
- 本ということでも興味があったのですが、自分の生き方についても、とても力を頂けました。
- 今日は子どもが出来てから初めて18時以降に自分のためだけに外出しました。自分自身のやりたいこと、少しずつでもガマンせずやっていきたいと思いました。
- 子どもも大切、超大切。でももっと自分が楽しく感じ、自分を愛しみながら生きていくのはもっと大事と思えてなんかふっ切れたと思いました。