女性のための自分を好きになるトレーニング
昨年度までは「女性のための自己尊重トレーニング」というタイトルで開催していたこの講座。定員を大きく超えるお申し込みがあり、三重県の女性にはまだまだ「自分を大切にする」「自分を好きになる」ということが必要なのだと分かりました。
ありのままの自分を認めて生きることが難しいのはなぜなのでしょう。どんな自分なら受け入れられるのでしょうか。まずは、“ありのままの私”がどういう人なのかを知ることから始めました。私はどんな場面で、どんな気持ちになるのか。何が起こると落ち込んで、何があるとごきげんになるのか。「こうでなければならない」「こうするべき」と自分を縛っている考えにはどんなものがあるかなど、ワークと参加者同士の語り合いの中で考えていきました。
ワークを重ねていくと、普段外に向けて表現していたり、ダメだと感じていたりする自分は私のほんの一部であり、他にもいろいろな面があることや、他の人とは感じ方や価値観、考え方が違っていて当然で、そういう個性的な自分があっていいのだと分かってきました。今の自分で大丈夫、という気持ちが少しずつ芽生え、自分の中に積み重なっていきます。
自己尊重とは、今の自分を好ましく思い、真に価値のある人間であると思えること。どこかの、美しく理想的な“あるべき自分”ではなく、今のままで多様で特別で、十分魅力的な存在なのです。
講師からは「肯定し、信頼し、尊重する気持ちを人からもらいたいですよね。そのためにも、自分でまず自分を肯定し、信頼し、尊重しましょう。自分でそう思っていないとせっかくもらっても受け取れないし、もらっていることにも気づけないから」とお話がありました。これから、参加者の皆さんは他にどこにもいない自分自身を信じて、大切にしていかれることと思います。
講座修了後、希望者による語り合いの会『スピカ』が立ち上がり、引き続き自分自身を考える時間を持っていきます。
- 毎回、自分を見つめ、いろんな気持ち・感情を参加者同士伝え合う中で「まあいいか」「そうだよね」「がんばっていたんだ」と納得し、肯定的に受け止められるようになっていきました。家でも続けていきたいと思います
- 自分に自信がなく、自分を嫌いな日々を過ごしていましたが、勇気を出して参加し、怖かったけれど出席を重ね、そのたびに気持ちがほどける自分、認められる自分、ほめてあげられる自分が現れてきて、元気をたくさんいただきました。ありがとうございました。日々実践していきます
- 自分の見方の幅を広げることにつなげられたと思います。本来の自分へと少しずつ開放していきたいです。たくさんの方々に出会えたこと、お話しをうかがえたことも良かったです