フレンテみえ企画・運営サポーター自主企画事業
追悼 ベアテ・シロタ・ゴードンさん~ベアテさんからの贈りもの~
映画「私は男女平等を憲法に書いた」上映・学習会

開催日
2013年4月10日(水曜日)
開催場所
三重県総合文化センター 1階 レセプションルーム 

ベアテさんが私たちに残してくれた功績とありし日のベアテさんを偲んで3月2日の『ベアテの贈りもの』映画上映に続き、第2弾の追悼イベントを4月10日に実施しました。

現在の日本国憲法に謳われている「男女平等」は今でこそ当たり前のことですが、明治憲法では、女性は権利を持っていませんでした。この現在の「男女平等」の草案を書いたのが、当時GHQ民政局にいたベアテ・シロタさんでした。

 映画では、22才の若い彼女がなぜそんな大役を任されることになったのか。憲法草案作成についての秘話などを含めたこの作品を見て頂くことで、人権について、さらに男女平等の大切さについて考えるきっかけにしていただきました。

 上映後の鈴山雅子さん(三重大学長アドバイザー)による学習会で参加者同士の意見交換も行いました。日本国憲法改正の検討が議論されている時期に開催された講座でしたが、多くの方にご参加いただき、大きな反響がありました。

講座の様子の写真

講座の様子

学習会のグループでの話し合いで出されたご意見(抜粋)

・言葉の大切さを感じた。もし日本語しかできない人が草案作成にかかわっていたら、憲法に男女平等とは書かれていなかったかもしれない。
・憲法について、知らなかったことがたくさんあった。これは若い人等に広げていきたい。
・草案の中には現代に通じる課題が多くあると思った。
・「日本国憲法は世界でもモデルになるような憲法」というベアテさんの言葉に感動した。 

学習会の様子の写真

学習会の様子

関連情報

今回の上映作品である「私は男女平等を憲法に書いた」はフレンテみえ情報コーナーで所蔵しております。学校や団体向けの貸出しを行っておりますので、研修などで貸出を希望される場合はお気軽にお問合せください。

参加者の声

  • 憲法成立についてよく分かり、納得できた。
  • 大変良いと思った。映像があるのはいい企画です。何度も実施する方がいいと思う。
  • 憲法の重要さと男女平等の大切さを改めて感じた。
  • いろいろな立場の方のご意見をうかがうことが出来て良かったです。
  • 堅苦しくない和やかな形をとってもらい良かった。