働き方改革実践塾 目指せ!ダイバーシティ・マネジメント
時間外労働を削減したい、生産性の高い職場を作りたい、有給休暇の取得率を上げたい、などなど。多くの企業では働き方改革の必要性が理解されつつありますが、皆さんは「じゃあ、そのために一体何から始めたらよいのか?」なんて感じていませんか?
そんな声にお応えするために、「働く女性のネットワーク三重」と共催で、管理職の男性を対象にした講座が初めて実現しました。
講師は、大手事務用品メーカーに勤めながら働き方改革コンサルタントとして活動している坂本崇博さん。
坂本さんは「ダイバーシティと聞くと今まで働けなかった人たちも働けるようにしてあげるためのもの、と考えがちだがそうではなく、いま働いている人たちも含め、全員の「違い・個性」を活かすことです」と話し、その言葉に多くの方がうなずいていました。
また、自身が営業を担当していた時の、「自分から会いに行く営業から相手に来てもらう営業へ変えることで業績を大きく上げた」という経験をご紹介いただきました。そのうえで、これまでと同じやり方、考え方で仕事を進めていても成果の伸び率はだんだんと低くなるため、幅広い知識を様々な視点で組み合わせて、固定観念にとらわれない新しいアイデアを生み出すことが大切さだとお話しいただきました。
さらに、参加者の皆さんが明日からでも採り入れられる具体的な仕事術をたくさんご紹介いただきました。
まず挙げられたのは、会議を改善するために会議参加者の意識を変えること。「誰かに指摘をされないようにすること」に主眼を置いた会議ではなく、「各自の業務上の課題を解決する場」として会議を行う、という提案がありました。他にも議事録は会議中の進行にあわせて板書することで、議事録作成の手間が減るだけでなく、会議中の意見の見える化につながり、効率的な会議とすることができるそうです。
それ以外にも自分の集中できる時間帯に複雑な仕事を持ってくる、といったタイムマネジメント術やメールの件名は読む優先度が分かるようにする、などのメール改善方法、日々のちょっとした疑問や不思議を調べる習慣をつけることで新しいことに対する興味が高まり、新しいアイデアを生み出すことにつながる、といった様々な方法をご紹介いただきました
このような具体的な提案に、参加された皆さんの熱心にメモを取る姿をみることができました。
講座終了後には、講師のもとに参加者が質問に集まる様子も見られるなど、「働き方改革」への関心の高さや実現に向けての熱量が感じられました。今回は職場を改革するための重要な要素の一つである、管理職の方を対象としていたため、受講者の皆さんがご自身の職場へもどり、それぞれの職場の改革へとつなげていただけることが期待できる、たいへん充実した講座となりました。
- 自分の考えている事をくつがえしてくれる様な内容で感心しました。また参加したいです。
- 職場で取り入れたい内容でした。参加してよかったです。
- ダイバーシティの考え方や価値観が変わりました。違いを受け入れることが大切だと思いました。
- 他の受講者とのワークの時間があり、交流もできてよかったです。また、内容も分かりやすく、実践しようという気持ちがもてました。