モラハラについて考えるPart.2

開催日
2018年2月7日(水曜日)
開催場所
三重県総合文化センター内

なぜ夫の言動から息苦しさを感じるのかを考えることを目的とした講座で、フレンテ職員が進行を担当しました。

7月に開催されたPart.1と同様に県内各地から定員を超える申し込みをいただきました。

まずストレッチや簡単なリラクゼーションをした後、今の自分の体や心の状態を知ることから始めました。

次に、モラハラとは精神的な暴力でありDVの一種であること、DVの起こる仕組み、ケンカとDVの違い、DVを受け続けるとどうなるか、子どもへの影響などについて学びました。DVについて知識を得ることで、夫の言動から息苦しさを感じる原因はDVを受けているからであり、被害を受ける方が悪いのではないと気づいてもらうことができました。

その後、自宅で一人でできる呼吸法や、参加者同士がお互いの心の痛みをケアし合うワークを行いました。また、自分がちょっと元気になれる方法についてのアイデアも共有しました。モラハラを受けている人は自分に何が起きているのか理解できないまま自分を責めてしまい、誰にもわかってもらえず孤独感を深めていくことがあります。このような講座に参加することや、誰かに相談することは勇気が必要だという声がありましたが、同じような立場の方たちと一緒に学習しいたわり合う時間を持ったことで、悩んでいるのは自分一人ではないと感じられたようでした。

希望者には、講座終了後の語り合いの会にも参加していただきました。講座の際には話せなかった個人的な話をお互いに語り合い、共感し、受けとめ合うことは、大きな意味があったようです。最終回には参加の皆さんの表情が目に見えて変わっていて、人がお互いに理解し合い、繋がることの重要さに改めて気づく機会となりました。

参加者の声

  • DVは、自分が考えていた内容よりも幅が広いと思った。目に見えない部分が多いので、こうやって情報を収集して判断材料になるのはとても良いことだと思う。
  • 言葉の暴力もDVになるのか、物が当たらなくてもDVになるのか等、疑問に思っていたことがクリアになってよかった。「他人を変えるのは自分を変えるより難しい」は、その通りだと感じ、いろいろなことが腑に落ちました。
  • 「夫が怒るから」というのが行動の全てになっていて、子どものことを二の次にしていたことに気づき、また、自分がとても弱っていることも知り、これからセルフケアをしながら、どうしていこうか考えたいと思います。