更年期を気持ちよく過ごすために

開催日
2017年10月14日(土曜日)
開催場所
三重県文化会館 2階 第1ギャラリー
協力
公立大学法人三重県立看護大学地域交流センター、大塚製薬株式会社

イライラしやすい、気持ちが不安定になる、体が重くだるい・・
多くの女性が悩まされる更年期の症状。
今回、定員を大きく上回るお申し込みがあり、更年期への関心・ニーズの高さを感じました。


講座のはじめに、三重県立看護大学の大平肇子先生から、「更年期を気持ちよく過ごすために」をテーマにお話いただきました。

女性ホルモンの働きって?

まず、更年期の症状が起こる仕組みや女性ホルモンについて学びました。
更年期の症状は、女性ホルモンであるエストロゲンが少なくなることで、様々な症状を引き起こします。
また、エストロゲンは骨形成に影響することから、減少によって将来の骨粗しょう症などにもつながってしまう可能性もあるのです。その他、コレステロールが高くなる、中性脂肪が増えるなど、加齢に伴う体の変化が起こっていきます。これらの変化とうまく付き合っていくにはどうしたらよいのでしょうか。

更年期とどう付き合ったらよいか

更年期のつらい症状とどのように付き合っていけばよいのか、若い年齢の時以上に、バランスの良い食生活をする、適度な運動を行うなど、規則正しい生活を心掛けることはとても大切です。
また、私たちは、みんな「~しなければならない」「~すべき」といったように自分の色メガネで物事を見ています。それらの考えで縛られているとしたら、とても苦しいこと。
それに自分が気づき、その考えから心を緩めてあげること。これも、更年期と付き合っていく大切な一つの方法です。

講座の様子1

トレーニングの実践や健康測定も行いました!

三重県立看護大学の白石葉子先生から、日常生活で手軽にできて効果抜群のトレーニングを教わりました。まずは現在の脚力が何歳代くらいかなのかを測定。現在の自分の筋力を把握する機会となりました。その後、筋力や骨密度アップにも効果のある下半身の引き締めトレーニングを実践しました。
また、三重県立看護大学地域交流センターや大塚製薬株式会社の協力の下、
健康測定や腸内細菌チェックも行い、自分を客観的に見つめる時間となりました。

講座の様子2

一生付き合う自分のからだをよく知ること、自分のからだと心を大切にケアすること。
更年期だけでなく、すべての世代の女性にとって必要なことかもしれません。