イケメソ男子はじめませんか
三重県初の「涙活」を開催!
「最後に泣いたのはいつですか?」
そんな参加者への問いかけから今回の講座は始まりました。
それに対する参加者の反応は様々でしたが、人によっては最後に泣いたのは3年前、5年前あるいは思い出せないくらい昔など、涙を流す経験が少ない様子がうかがえました。
そんな「男は泣くな」「男だったら強くあれ」と、いつでも強くあることや弱みを見せないことを良しとされて育ってきた方が多い40歳代から50歳代を中心とした男性たちに向けて、今流行りの「涙活」を体験してもらいました。
「涙活」とは、ストレス解消のために能動的に涙を流す活動のことです。
今回は親子や夫婦の愛情を描いたものや命をテーマにしたものなど短編の動画を複数上映しました。
上映がすすむにつれて徐々に目をこすったり、鼻をすする人もいらっしゃり、感動の涙を流す様子を見ることができました。
ストレス解消に効果があるのは、何かに心を動かされた時にでる「情動の涙」で、玉ねぎを切った時に出るような「反射の涙」では効果がないそうです。
動画を見たあとは「泣き言セラピー」という、普段感じているもやもやした感情を吐き出すワークや「涙友タイム」という参加者同士の交流の時間を設けました。
「涙友タイム」のときには「涙が出なかった」という声も聞かれましたが、そういった方も
「『男なんだから泣くな』と言われて育ったから、泣こうと思っても泣けないことに気づいた」とおっしゃっていました。
この言葉に、周囲の方々も深くうなずく姿があり、自分の中にある「男らしさ」による縛りに気づいてもらうきっかけとなりました。
最後の質疑応答では、最初に涙を流した効果なのか、活発に手があがり様々な質問が飛び交っていました。
残念ながら時間の関係ですべてを取り上げることが出来ませんでしたが、「涙活」への関心の高さや男だって時には弱音を吐いてスッキリしたいという想いを感じられる講座となりました。
- 涙の効果をわかりやすい話で理解できました
- 涙にはネガティブなイメージ、悲しいイメージの方が強かったですが、ポジティブに変換する力があることを教えていただきました
- 悲しい時でも、涙は我慢してとめる(恥ずかしい、男だから)事がありましたが、このイベントで泣く事がストレス解消になることを教わりました。