平成28年度 女性のための自己尊重トレーニング
『女性のための自己主張トレーニング』と並んで人気の講座『女性のための自己尊重トレーニング』が終了しました。
女性には「女性だから」と世の中から期待されている役割があります。例えば、いつも他人に対して気配りができなくてはいけないとか、思いやりを持っていなくてはいけないというような役割です。そのような役割や価値観に自分を合わせることを求められ、そうしないと「自分勝手」とか「わがまま」と呼ばれ、「できない自分はだめなんだ」と思い込まされていることがあります。
自己尊重トレーニングでは、本来誰もが持っているのに自分が望んでいない役割を押し付けられることによって低くなってしまった自己尊重感を取り戻すために、自分の本当の気持ちに気づくためのワークをしたり、それぞれの考え方についてグループで話し合いをしたりしました。そこで参加者は自分の中にある「女だから、妻だから、母親だからやらなければならない」というとらわれや考え方のクセについて気づいていきました。そして自分がやろうとしていること、思っていることは「本当に自分の気持ちを犠牲にしてまでやらなければいけないことなのか」、「本来は相手がとらなくてはいけない責任を自分がとろうとしてはいないか」という視点で深く考えてみました。また他人からの評価ばかりを気にするのではなく、自分の価値観で自分のための人生を選び直すことができるのだということや、自分らしく生きるためには体だけでなく心の栄養も大切だと学ぶことができました。最初は自分の本当の気持ちを言葉にすることを難しく感じている参加者もいましたが、だんだんとこれまでの生きづらさがどこから来ているのかに気づいていき、自分自身の生き方や他人との関係を見つめなおすことにつながったようでした。
講座終了後には、有志による「アイリス」というグループが立ち上がりました。今後も様々なテーマで自分自身のことを語り合いながら、お互いの感情や価値観を認め合っていきます。
- これからの人生がなんだか前向きになっていくような希望でいっぱいになりました。考え方を教えてもらえて、気づけ、本当によかったです。
- 今まで生きづらさを感じていたのですが、これからは少々楽に生きれるような気がします。みなさんと共感できて気持ちがほっとしました。
- 自分の分析、感情の分析等、自分の今の気持ちを知ることで、客観的に自分を知り、自分の力で改善するプラス思考、そして、人を大切にするとは自分を大切にすることと人とのつながりだというところに共感しました。
