女性のためのエグゼクティブリーダートレーニング
多様なライフを抱える部下のマネジメント術

開催日
2015年12月5日(土曜日)~6日(日曜日)
開催場所
三重県生涯学習センター2階 まなびラボ

これからは、社会や企業でより女性の力が必要とされる時代であると同時に管理職としての活躍も期待されています。しかし多様なライフや価値観を持つ部下たちをマネジメントし、さらに成果も求められる・・・そんな時代でもあるのです。この研修では、管理職またはそれを目指す女性たちが集まり、今求められるマネジメントに必要な知識や実践法を、2日間に渡って学びました。

 ワークショップの様子

1日目には「自分が“なりたい”“なりたくない”上司とは?」といったテーマで、ワールドカフェを実施しました。「もしかしてすでに思い浮かぶ上司がいるのでは?」との講師の山極さんからの問いかけに、うんうんとうなずく姿も。それぞれのグループで出た意見を別のグループに持ちよって共有をし、テーマをより深めることができました。

2日目では、管理職には必要なスキル、『人材育成』や『目標設定と評価』そして『部下とのコミュニケーション』などについて、ケーススタディを交えお互いにスキルを深めていきました。例えば『大型プロジェクトのメンバーとして活躍中の男性部下から「妻の出産に立ち会ってほしいと言われている」と相談を受けたら?』とのテーマでは、「育児参加もするなら自分のポジションを心配すると思うので、ポジションをきちんと提示することが大切」「部下の状況を周知することも必要」などの意見が発表されました。

2日間どのテーマにおいても、参加者それぞれの経験談などが多く語られ、グループでの意見交換、情報共有が止まることはなく、講師の山極さんからは「三重の女性たちはスキルが高い」との言葉をいただきました。また研修をとおして、多様な能力や価値観を融合させ企業の“強み”にしていく「ダイバーシティ・マネジメント」の必要性を強くおっしゃり、「今後のみなさんに期待します」とのエールで締めくくられました。

参加者の声

  • いろいろな人と意見を交換することにより、考えが広まりました。これから働く人口の減少等で女性の活躍する場面はますます増えていくと思いますので、こちらのセミナーでの内容を思い出して、活かしていきたいです。
  • 自己マネジメント、後輩育成、技術UPだけでなくメンバーの抱えている事情も考慮した上で、組織形成を目指す必要があると感じた。介護も。出産・介護も未経験で、ケーススタディも遭遇したことのない内容でしたので、自分の視野がとても狭かったことを認識できた。よいシュミレーションができた。
  • いろいろな意見を聞くことができました。皆さんの意見が生きた言葉でした。その言葉の導き方がすばらしかったです。