女性のからだのプチ不調

開催日
2015年10月17日(土曜日)
開催場所
三重県男女共同参画センター「フレンテみえ」  情報コーナー1階 レクチャースペース

「仕事で大切な日なのに、生理痛がしんどくて・・」                               「生理前のイライラや体のむくみが気になる・・」など、女性が抱えがちな体のちょっとした不調。           女性の多くは、仕事の忙しさや、家事・育児に追われ、大切な自分の体を後回しにしがちです。             そこで、普段の忙しさから少しの時間、自分を解放して体とこころに向き合う時間として企画。             女性特有の体に関する正しい知識を得るとともに、日常生活でできるセルフケアやリラックス法を体験を交えて学びました。

講師の大平肇子さん(三重県立看護大学母性看護学教授)からは、                          月経が起こる仕組みやなぜ月経痛が起こるのか、また、月経痛改善方法、基礎体温を付けることの有効性などについて   お話いただきました。また、30代女性の死因1位ががんであることにも触れられ、乳がんのセルフチェック方法の体験も行いました。

参加者からは、                                                「普段の生理痛は薬でなんとかしているけど、自分で対処できる方法を知りたい」                  「出産後にホルモンバランスが崩れたのか、生理痛がひどくなった」                         「生理と関係しているか分からないけど、頭痛がしたりイライラしたりする時がある」など話され、           それらの声を丁寧に 聴きながら講座が進められました。

講座風景画像

セルフケアでは、一人で行うマッサージや呼吸法だけでなく、二人一組で行うマッサージの実践も行いました。他の人に触れられる手のあたたかさや、それによるリラックスを存分に味わう時間を過ごし、みなさんのほぐれた表情が印象的でした。

女性には毎月の月経や妊娠・出産、不妊や婦人科疾患など、特有の心身のリズムや悩みがあります。女性ホルモンの影響を受けやすい女性の健康管理は男性と異なる側面があるのです。また、産むか、産まないか、様々な選択肢がありますが、自分らしい生き方を考える上で、自身の健康にも主体的に目を向けることはとても大切です。日々がんばる毎日の中で、ふと立ち止まり心身の声を聴くことの大切さを感じる講座となりました。

参加者の声

  • 生理について新しく知れたこともあり、他の人の話を聞けてすごく良かったです。
  • ゆったりした雰囲気でリラックスできました。がんばらなくていいんだと思って、気分が楽になりました。
  • 大人になってから、生理のことや「性」のことを考えるようになった。自分のことを知る企画はとても嬉しい。