平成27年度フレンテみえエンパワーメントスクール
「子どもができたあなたへ。
 育休中に描くママのこれからの働き方」
 ~働くママでよかったと思えるために~

開催日
2015年7月2日、9日(各木曜日)
開催場所
三重県男女共同参画センター「フレンテみえ」
講師
高祖 常子(こうそ ときこ)さん(NPO法人ファザーリング・ジャパン理事 マザーリングプロジェクト リーダー 育児情報誌「miku」編集長)他
参加人数
28名

子どもができて産休・育休後復帰するママがこれからの自分の働き方について考える講座を行い、約30名の方々にお集まりいただきました。

託児利用の方の中には子どもが産まれて初めて人に預けるという方も多く、みなさん不安ながらも、復帰後子どもを預けて働く練習の機会ともなりました。

1回目は講師にNPOファザーリング・ジャパン理事 マザーリングプロジェクトリーダーで、育児情報誌「miku」の編集長でもある高祖常子(こうそときこ)さんを迎え、仕事について改めて考え、復帰後の働き方を具体的にイメージする講義とワークを行って頂きました。

高祖さんからは、
「自分の働きやすい環境でない場合、働きやすい環境をつくるために声をあげることも必要」
「なぜ働くのかを明確に」
「子育てはマイナスでなく、強みになる」
「働きたい!の気持ちを明確に、コミュニケーションでまわりの協力を勝ち取り、一人でがんばりすぎないこと」
など、家族がHAPPYで働き続けるためのヒントを多く頂きました。

高祖さん講義
ワークの様子

2回目は、育児と仕事を両立しながら働き続ける先輩ママをお呼びし、それぞれの体験談を語って頂きました。
「いろいろな価値観の人がいますが、自分の選択に自信をもって。悩まなくていい」
「家計は一時的にマイナスに感じる時期があるが、長い目でみるとプラスになる」
「時短勤務で早く帰ることに後ろめたさも感じるが、後でカバーし、次の人への支えになればいいと考えた」
「子どもに手をかけすぎないようにすると、子どもは自分でなんとかやろうとする」
「親の心の負担、母の気持ちは子どもに伝わるので、自分が楽しむことが大事」
「保育園などで多くの人と関わることは子どもにとってもプラス」
等の話を聞いたあと、グループにわかれ、先輩ママへの質問を交えながら、それぞれの復帰後の働き方について具体的なイメージを描きました。

先輩ママとの話
グループの話し合い

 
第1回キャリママの会
第1回キャリママ会

講座開始時から受講生同士積極的に交流され、2回の終了時には同じ働くママ同士、前からの知り合いのようにとても打ち解けて楽しそうに話す姿が各所でみられました。

また、講座後も継続的に集まりたい!という声から新たにグループが生まれ、「キャリママの会」と名付けて今後も定期的に情報交換をすることになりました。

参加者の声

  • 仕事復帰に対して具体的なイメージを持つことができ、不安だったことも希望を持つことができた。
  • 自分だけでがんばるのではなく、まわりの人に助けてもらうことも子どもにとっていいと思えるようになってよかった。
  • 先輩ママのお話は経験したからこそ説得力があり、納得できることもあった。これからの両立のはげみになると思う。
  • 働く女性ならではの心配事や悩みを話せてとても楽しかった。
  • 育児をはじめてマイナスな事も多く感じていたが、活かせる術を学べた。
  • 講義を通して、改めて働くママでやっていこうと決心できた。