定年*男のスターティング・ノートin四日市の事業報告
これまで仕事を続けてきた50~60歳代の男性に向けて、これからの人生を考える「スターティング・ノート」を昨年、一昨年に引き続き今年も開催し、たくさんの方々にご来場いただきました。今年はフレンテみえを飛び出し四日市へ!ということで四日市市男女共同参画センター「はもりあ四日市」との共催で実施です。
講座ではまず、職場などで多くみられる上下関係中心の意識と、家族や友人と接する時のような他者とのつながり中心の意識について説明を受け、普段の自分がどちらの意識で過ごしているかを考えました。定年を迎えるまで仕事一筋だった方は、私生活でも自分が上下関係に縛られて過ごしていることが多いと、気が付いたかもしれません。仕事の場ではそれでよくても、家庭でもそれを変えずにいると、まるで部下と接するような振る舞いになってしまいます。どちらか片方の意識に傾いてしまうのではなく、バランスよく切り替えが出来ることが大切です。
続いて、これから自分がどのような人生を生きていくのか、というオリジナルシナリオを作成しました。オリジナルシナリオを考えることは、第2の人生を充実したものにするための第一歩。10年後までのシナリオを作る方もいれば、20年後のシナリオを作る方もいて人それぞれでしたが、みなさん真剣に取り組んでいました。その後のグループ内での発表では初対面の方が多いにも関わらず非常に盛り上がり、いきいきと話をしている姿が印象的でした。
これまで家族のため、会社のために働き続けてきた男性たちは、「男は仕事」という考えからなかなか抜け出せないことがあります。今回のように「仕事を終えた自分」の暮らしについて考えることで、自分らしい生き方を探すことに繋がったのではないでしょうか。
共催:四日市市男女共同参画センター「はもりあ四日市」
- 思っていたことを言葉にできた
- 知らない人同士であったが本音で話せた
- 同じ年代層の方と話の内容を共有することができた
- これからの人生の過ごし方のヒントが得られた
- 自分自身の気持ちの棚卸しの一助になった