男女共同参画強調月間フォルティッシモ
三重県内男女共同参画連携映画祭2011

開催日
2011年6月11日から7月16日
開催場所
三重県内
映画祭チラシ画像
 男女共同参画強調月間の6月を中心に、年々、連携の輪を拡大して実施している三重県内男女共同参画連携映画祭。
 今年はさらに連携の輪が広がり県内16会場で開催しました。映画を通して、男女が共に生きるヒントを考えました。

各会場での様子を各市町の担当者からレポートします。

6月11日(土) 御浜町 「オカンの嫁入り」

御浜町映画祭写真
 チケットの色分けで、受付が混雑するかと思われたが、結果としては意外とスムーズに誘導できたのではないか。映画が終了しても、席を立つ人がなく最後のあいさつまで残っていただいて、アフタートークの声かけもしやすく、幾人かの方に「よかった」と声をかけていただいた。
 各市町担当・フレンテみえ等の協力の下、大きなトラブルもなく無事終了できたことに感謝いたします。

6月18日(土) 朝日町 「かもめ食堂」

 当日は、町外からの参加者も多く、会場は満席でした。
 上映後は「とても心温まる映画でした」「国は違っても、人の情は通じあうものだと思いました」「アフタートークに参加できてよかった」「今後もこのような企画を開催してください」など、連携映画祭の開催を希望する声も多数あり、会場はとても和やかな雰囲気でした。

6月18日(土) 亀山市 「おとうと」

 上映前には、いどばたクラブから男女共同参画の必要性を、山田洋次監督の研究者、吉村英夫さんから映画の見どころなどの話を行った。
 映画では、未亡人で薬局を営む主人公や、離婚して戻ってきた娘、高齢の母など様々な年代の女性の想いが汲み取られ、来場者からは、「とても感動した」「身にしみて他人事ではない」などの感想をいただいた。

6月18日(土) 松阪市 「オカンの嫁入り」

松阪市映画祭の写真
 初めての連携映画祭ということでしたが、会場はほぼ満席となり、参加者からは、「私らしく生きていかなくては」「ぜひ来年も続けてください」などの感想をいただきました。
 また、上映前に行われた嬉野アイリスによるビフォア・トークの寸劇も大変好評でした。今後も連携映画祭を継続し、“男女共同参画”について考えるきっかけになればと思います。

6月25日(土) 川越町 「オカンの嫁入り」

 川越町での連携映画祭の開催は今年が初めてにもかかわらず、素敵な映画、素敵なひと時を楽しんでいただくことができました。
 今後も、参加された皆さんが「自分らしさ」について考えていただけるような映画を多くの方に観ていただき、「男女が共に生きること」の意味を意識してもらえるような企画にしていきたいです。

6月25日(土) 鈴鹿市 「フラガール」

<感想>「炭坑を救った女性達の力強さに感激した」「東北地方の底力を見せつけられた様で胸がいっぱいです」「一つのことに向かう姿勢に男女差はないと再確認しました」など
<担当者コメント>一人ひとりが厳しい現実を抱えながらもプロのフラダンサーを目指し、社会進出する姿を見てもらうために上映しました。パネル展なども行い、市民と協働して行うことができました。

6月25日(土) 伊賀市 「カールじいさんの空飛ぶ家」

伊賀市映画祭の写真
 親子連れが非常に多く、賑やかで新鮮な雰囲気の中での映画祭となった。
 参加者からは「とても有意義な時間を過ごすことができました」「親子で参加できて良かった」「とても勇気のでる素晴らしい映画でした」「子どもも楽しんでいました」「またぜひ参加したい」「子どもの声でプレトークが聞きづらい」などの声が多かった。

6月25日(土) 津市 「カンフーパンダ」

 当日は、お子さんからご年配の方まで、様々な世代の方にご参加いただきました。
 参加者からは「キャラクターがとっても楽しそうで、仲間を大切にして生きる姿に感動しました」「企画は例年楽しみにしています。今後も続けて欲しい」「家で夫や子どもと映画の話をしたいと思います」といった感想をいただきました。

6月26日(日) 東員町 「落語娘」

「現在の人間性や昔の人間性がよくわかりとてもよかったです」
「面白い映画で、男女共同参画社会づくりにもふさわしい映画でした」
「落語をききたくなりました」
「映画のストーリーに引き込まれた」

6月26日(日) 名張市 「うまれる」

 「うまれる=命のリレーについて深く考えさせられた」と参加者の感想にあるように、4組の家族を通じて、産まれてきた意味や「生きる」ことを考えるドキュメンタリーでした。
 上映作品の選定や、集客に関して悩みましたが、参加者には、映画のテーマである「生きる」ことを切り口として、「男女共同参画」を自分の感覚として感じていただけたと思います。

6月26日(日) 伊勢市 「武士の家計簿」

伊勢市映画祭の写真
有料上映でしたが前売り券は4日程で完売しました。
 幕末の武士の家庭を舞台に親子の絆と家族愛を描いた映画でしたが、参加者からは「家族を見直すことができた」「これからの人生に役立てたい」「お金は大切に見栄を張らずに生活し、子どもを信念で育てる」などの感想があり、生き方を考える機会として多くの方に満足していただきました。

7月2日(土) 四日市市 「クララ・シューマン 愛の協奏曲」

「女性がいきいきと素晴しかった。エールをもらった」「音楽も素晴らしくクララの生き方も感動的だった」等の感想がありました。
 素敵な音楽が多く登場する本作品を目当てに初めて連携映画祭に参加された方も多く、これまで男女共同参画にあまり関心がなかった方々にも男女共同参画を考える機会を持っていただくことができました。

7月8日(金) いなべ市 「西の魔女が死んだ」

いなべ市映画祭の写真
 「時間に追われた生活の中でどのように老いて死を迎えるかを考えさせられた」「登場人物のそれぞれの生き方に共感できる部分が多かった」「映画鑑賞の機会はうれしい。今後も継続してほしい」といった声が聞かれました。
 今後も良い映画を多くの方に観に来ていただき、男女共同参画への理解を深めてもらうきっかけがつくれたらと思います。

7月9日(土) 桑名市 「ジュリー&ジュリア」

 当日は、とても暑い日にもかかわらず、多くの方にご来場いただきありがとうございました。
 参加者の皆さんからは、「男女共同参画社会の実現はまだまだ難しいようですが、地道な活動を続けることで意識を変えていけるのでは」「夫婦っていいな」「夫の協力があればこそ、いきいきとした女性でいられる」そんな声をいただきました。

7月10日(日) 志摩市 「飛べ、ペンギン」

 当日は女性の方が多く来場され、上映中には共感の声もあり、和やかな雰囲気での上映となりました。
 「子ども、親、妻、夫等、様々な立場からの視点で見れたので、とても楽しめました。色々考えさせられる映画でした」「お互い歩み寄る事が大切なんだと思う。(男も女も)話し合わないと伝わらない!!」など、男女共同参画について考えるきっかけとなったという感想をいただきました。

7月16日(土) 多気町 「マルタのやさしい刺繍」

多気町映画祭の写真
 参加者の8割が女性で、その内50歳代60歳代の方が半数以上でした。参加者の感想には、「高齢者にも元気をくれる映画であった」とか、30歳代の方の「今の私にぴったりで感動をいただきました」など元気なご意見をいただきました。
 また県内各地からも多数お越しいただいたり、託児をご利用いただいた若いご夫婦やママ友の参加もありました。
 今後の継続のご要望もたくさんいただきました。

 今年度は全会場で4,207名の方に参加していただきました。年々関心も高くなり楽しみにお待ちいただいている参加者の方も増えてきました。
 来年度も参加市町を増やしていき、三重県内全域で映画から男女共同参画を発信していきたいと考えています。