イベントレポート

　平成18年度、フレンテみえで開催し、好評をいただいた「お父さんと一緒に腕まくり」を今年度は尾鷲市で開催しました。
　男性も女性も性別による役割分担意識にとらわれず、仕事と家庭を両立するため、親子での料理実習や、親子に分かれてのワークショップなどを行いました。

　今日のメニューは、餃子、スープ、杏仁豆腐。「包丁を握るのも初めて」といったお父さんも参加されるなか、講師の山田亮さんの指導のもと、料理が始まりました。
　餃子は皮作りから。粉を混ぜて練り込むのに大奮闘。中にいれる具の野菜は多少大きくても気にしない。子どももお父さんも楽しみながら、様々な形の餃子ができあがりました。形は少々不格好でも味は格別。子どもに「美味しいなぁ」と言われ、お父さんもまんざらではない様子でした。

　料理・試食の後、お父さんと子どもに分かれてワークショップを行いました。
　お父さんたちは、20～40歳代。仕事、そして家庭への参画について意見交換がなされました。「子どもたちが大人になる頃には、今までのような男女の関係ではダメだろうし、僕らも変わっていかなアカンなぁ」という参加者の言葉に、「ちょっとずつでも変わらないと」とうなずく方もいらっしゃいました。子どもや家族とのふれあいについて、たっぷりと情報交換できたひとときでした。

　子どもたちは、ゴミの分別や野菜などの重さを当てる“目ばかり手ばかり”、洗濯物を畳んだりといった生活に関するゲームを行いました。「こういうことは、お家で、家族皆で協力してできるといいね」とよびかけました。
　また、サウンド・マップ（※１）の作成やドレミ・パイプ（※２）を使って「きらきら星」の演奏を行いました。ひとりひとりが、ひとつの音階のパイプを持ち、全員で協力して演奏。上手にできたので、お父さんにもお披露目しました。

 最後にお父さんと子どもがお互いに手形を切り抜き、台紙に貼り付け、今日一日のことについて、家族に手紙を書きました。会場はなごやかな雰囲気でいっぱいに。
　「子どもたちと楽しく思い出に残る時間を過ごすことができた」といった感想もいただき、男女共同参画について考え、子どもとの思い出深い日になったようです。