平成19年度男性講座
セカンドライフ応援塾~地域デビューその前に~
男性を対象に、定年後、仕事中心の生き方から家庭や地域での肩書きをはずしたこれからの生き方について考える為の講座を行いました。
第1回目は生活面での自立のための料理実習と参加者同士の交流会をおこない、第2回目は地域とのかかわり方を考えるワークを交えた講座を行いました。
第1回(5月13日)「簡単!男の家庭料理」~おいしく作ってためになる~
講師:山田 亮さん(テレビ・ラジオでも活躍中のスーパー主夫)


男性にも家庭へ参加していただこうと、料理実習とこれからの生き方を考えるワークを行いました。スーパー主夫としてテレビやラジオで活躍中の山田先生の指導のもと、恐る恐る包丁を持つ方から、見事な手さばきの方まで、参加者皆さんが真剣に調理しました。献立は、肉じゃがときんぴらごぼう、鰹のたたき、みそ汁、ご飯。健康と作った料理の残り物アレンジを考え、油を使わず出汁で煮る関西風の肉じゃがを山田先生から伝授していただきました。グループごとに少しずつ違った盛りつけや味になり、どの料理もおいしく出来上がりました。
その後の交流会では、退職後の家庭や地域での活動、趣味などのお話から、現在の生活について意見交換がおこなわれ、「退職後は趣味でも仕事でも、自分で色々と探さなければいけないと思った」「今は月1回の男性料理教室に参加し、楽しく交流している」「少しずつだが家庭で料理を作るようになった」と、セカンドライフを楽しく生きるための意見交流が行われました。
山田 亮 さん
(スーパー主夫/NPO法人日本洗濯ソムリエ協会理事長)
1967年香川県高松市生まれ。大阪市立大学卒業後、営業職として就職する。さまざまな仕事を転々としながら、佛教大学通信教育課程社会福祉学科卒業。 1998年、当時大学助手だった妻と結婚。主夫をしながら佛教大学博士課程に進学。2001年、長女が誕生。 HP上で綴った家事・育児記録が新聞社の目に止まりスーパー主夫として連載開始。 現在、NPO法人日本洗濯ソムリエ協会理事長。社会福祉士。大学や専門学校で社会福祉学の非常勤講師を務めるほか、執筆、講演活動も精力的。
<著書>『プロ主夫山田亮手抜き家事のススメ』(2007年3月、宝島社)等
地域開催 男性講座一般コース 「お父さんと一緒に腕まくり」
フレンテみえが地域で開催する講座に山田亮先生が再登場。
お父さんと一緒に料理を作ります。
お父さんと子どもに分かれてワークショップもあります。
日時:8月19日(日曜日) 10時30分~14時00分
場所:アクアステーション(尾鷲市古江町)
定員:お父さん(尾鷲市在住・在勤の方)と子ども(小1~4年生)10組程度
先着順
参加費:要材料費
この講座は終了しています
第2回(5月27日)「地域デビューその前に」~地域参画入門~
講師:高井 正さん(NPO法人VCAS理事、立教大学兼任講師)

肩書きをはずした地域との関わり方について講義とワークを行いました。
「“人生80年”を時計に表すと60歳は午後9時。テレビの世界ではゴールデンタイムで一番面白い時間であり、経験を活かしつつ人生を豊かに生きる時代」というお話から始まり、さまざまな種類のワークを交えながらおこなわれました。
まずは、夫婦の会話を題材にして四コママンガの最後のセリフをみんなで想像して考えたり、特に面白いものでは“ブラインドウォーク”というものをおこないました。これは、2人1組になり、1人が目を閉じ、もう1人がサポートをして会場のあちらこちらを歩いてみるというもの。相手の立場を考えて行動することの大切さを体験しました。
また地域活動の心得を『べからず集』としてみんなで意見を出し合い、地域に参画する際には、「沈黙するべからず」「その場の空気を読まない言動をするべからず」「批判・否定をするべからず」といった講座オリジナルの『べからず集』を作りました。
地域活動を上手に進めるためには、人の意見を受け入れ、性や世代に対し偏見をもたずむしろさまざまな出会いを楽しむ、といったさまざまなポイントにつても挙げられ、最後に「わたし」「妻・家族」へのメッセージを発表しました。
参加者からは「今後に何をすべきかが明確化した」「自分を見直す良い機会であった」といった感想をいただき、地域や家庭、または自分自身にとってこれからどう暮らしていくかについてさまざまな情報を得る機会としていただきました。


高井 正 さん
(NPO法人VCAS理事/立教大学兼任講師)
1955年東京都荒川区生まれ。早稲田大学を卒業後、足立区教育委員会に就職。現在学校地域連携課社会教育主事。この間、新設の女性総合センターに9年間勤務。1996年より立教大学・学校社会教育講座兼任講師となる。独立行政法人国立女性教育会館「男女共同参画社会形成のための学習プログラム研究」プロジェクト委員(2004~05年)等を経験。一人の市民としては市民活動を支援するNPOのメンバーとして、東京ボランティア・市民活動センター等の主催する研究集会やイベントの企画・運営に関わる。
<共著>『親子ではじめるボランティア』(2003 年、金子書房)等
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