知れば知るほどおもしろい!古典芸能を‘偏愛’する二人のトーク&レクチャーおしゃべり古典サロンvol.8「助六」講師:木ノ下裕一、田中綾乃

歌舞伎十八番のひとつ『助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)』は、吉原を舞台に繰り広げられる粋で華やかな作品です。江戸っ子の代表とも言える男伊達の助六、豪華絢爛な衣裳を身に纏った揚巻、嫌味な白髭の意休、和事味を備えた白酒売、無粋なくわんぺら門兵衛、道化役で滑稽な朝顔仙平、鯔背な福山かつぎなど多彩な登場人物たちが様式美の中で描かれます。江戸の美学と祝祭性が存分に発揮された今作の魅力に迫ります!

基本情報

開催期間

2022年1月29日(土曜日)

開催場所

フレンテみえ 多目的ホール

会場へのアクセス

主催者

文化会館

サービス情報

みる・きく

詳細情報

vol.8 「助六」(すけろく)

源氏の重宝友切丸の行方を探す助六は、吉原で喧嘩をしかけては、相手に刀を抜かせようとしている。
助六の恋人の傾城揚巻に横恋慕する髭の意休にも悪態をつく助六。
そんな助六をたしなめるのは白酒売に身を窶した兄。実はふたりは……

講師

木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰)

木ノ下裕一

1985年和歌山市生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受け、古典芸能への関心を広げていく。京都造形芸術大学(映像・舞台芸術学科)で現代の舞台芸術を学び、2006年に古典演目の現代的上演を行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。作品の補綴・監修という立場をとりつつ、様々な演出家とタッグを組みながら創作するスタイルをとっている。近作に、『義経千本桜』(2012年 総合演出:多田淳之介、演出:白神ももこ・杉原邦生)、『三人吉三』(2014年、2015年 演出:杉原邦生)などがある。2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネートされる。その他古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。

    田中綾乃(三重大学人文学部准教授)


     撮影:渡邉肇

    名古屋市生まれ。東京女子大学文理学部哲学科卒業。同大学院博士課程修了(人間文化科学博士)。三重大学人文学部准教授。演劇評論家。専門は哲学、美学、演劇論。ドイツの哲学者カントの哲学研究を行う一方、長年の観劇歴から演劇批評にも携わる。新聞や雑誌などで劇評執筆多数。現代演劇の批評を中心にしながら、現在では歌舞伎や文楽の見どころ解説を筋書や講座などで担当中。




      日程 2022年1月29日(土曜日) 14時00分開講(13時30分開場)
      予定時間 120分(休憩含む)
      料金

      自由席 1,000円

      チケット 11月27日(土曜日)10時00分発売
      クレジット
      主催
      三重県文化会館
      共催
      三重県生涯学習センター
      備考
        • 未就学児の入場はお断りいたします。
        • やむをえない事情により、講座内容が変更になる場合があります。ご了承ください。
        • 駐車場が混雑いたします。
        • 三重県のガイドラインにおける「主催イベントの開催基準」に則り開催いたします。感染症対策についてはご来場前に当館ホームページをご確認ください。
        • 今後の社会情勢により中止・延期する場合がございます。

      イベントに関するお問い合わせ先

      担当部門
      三重県文化会館トップページ
      電話番号
      059-233-1122(チケットカウンター)
      所在地
      〒514-0061 三重県津市一身田上津部田1234
      三重県総合文化センター 三重県文化会館