2017年度U-30短編戯曲講座 受講生募集
さあ、一歩踏み出そう。
プロの指導で、30分の短編戯曲を完成。
あなたの書いた作品を戯曲集として発行します。
基本情報
開催期間
2017年9月9日(土曜日)~2018年3月10日(土曜日)
申し込み・受付期間
申込は締め切りました
主催者
文化会館
申込書ダウンロード
講師からのメッセージ
5歳にもなってそんな遊びはもうやめなさいと両親に叱られるまで、わたしは近所の女の子たちと「おままごと」をして遊んでいました。もっと男の子らしい遊びをしなさいと。九州に住んでいたからなのか特に父は「男は男らしく女は女らしく」という価値観があって、だから余計に心配したのかもしれません。
おままごとは家庭を舞台にした即興の劇です。もちろん当時は劇だという自覚はなく(観客がいないので)あくまで遊びですが、それでもルールはありました。家のドアはここ、この泥だんごはご飯、お母さんとお父さん(わたし)は仲睦まじくしている、など。ルールを大きく破ればおままごとは終わってしまいますが、即興のやりとりで自然にルールを作りながら劇は続くのです。これはおままごとでなくとも、ヒーローごっこでも同じことです。
程度の差はあるにせよ、わたしたちは幼いころの遊びを通じて、演劇にすでに触れていて、劇作家としての素質を誰もがもっています。成長して芽生えた自意識が「そんなの無理無理」と思わせますが、好奇心さえあれば誰でも知識や経験を想像力でつなげて劇をつくることができます。想像の産物を文字にして記すときに、ある程度の約束事やコツがあって、それを紹介しながら書いてみようというのが今回の講座です。もちろん初めてでも大丈夫です。
紙の上で思いっきり遊びましょう。お待ちしています。
田辺剛
講師
田辺剛(下鴨車窓主宰)
劇作家・演出家・プロデューサー。1975年生まれ。京都大学教育学部卒。京都を拠点に演劇ユニット「下鴨車窓」で創作・公演活動を行っている。三重県では、2014年春にOFT(おふと)という別のユニットで『わたしの焦げた眼球/遠視』(津あけぼの座にて)を、また2015年夏に下鴨車窓で『漂着(island)』(三重県文化会館にて)を上演した。
戯曲講座の講師としては、アイデアやセンスだけに頼るのではなく小さな思いつきからでもしっかりと物語を作っていく技術を教えることを基本として、福岡・松山・岡山・大阪・京都など各地で務める。
2005年に『その赤い点は血だ』で第11回劇作家協会新人戯曲賞を受賞。2006年秋より文化庁新進芸術家海外留学制度で韓国・ソウル市に一年間滞在し、劇作家として研修する。2007年に『旅行者』で第14回OMS戯曲賞佳作を受賞。
詳細情報
日程 |
各回13時00分~17時00分 |
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対象 |
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定員 |
応募者多数の場合、書類選考あり |
受講料 |
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申込締切 |
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申込方法 | 所定の申込書にご記入いただき、下記の方法でお申し込みください。
E-mail、ファックスで申し込む場合は件名を「U-30戯曲講座申込」としてください。 |
クレジット |
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募集に関するお問い合わせ先
- 担当部門
- 三重県文化会館トップページ
- 電話番号
- 059-233-1100
- 所在地
- 〒514-0061 三重県津市一身田上津部田1234
三重県総合文化センター 三重県文化会館