行こう、図書館(2回)「英語多読」に挑戦してみた。
英語多読とは、「(1)辞書を引かない、(2)わからないところは飛ばす、(3)合わなかったら別の本にする」という3原則にしたがって、とにかく英語の本をたくさん読むこと。楽しく読むうちにレベルアップできるというのだが・・・(Mnews vol.123/2018年9月)
図書館の出入り口に近い場所に「英語多読コーナー」がある。
本には「YL」Y(よみやすさ)L(レベル)が設定されている。0.1は、ほぼ絵だけで文は少ない。コーナーにはレベル6までの本が設置されている。レベル6を見ると、小説ではないか…!「0.1から始めるのがいいですね。」と図書館職員さん。しかし、県内で唯一の多読コーナーのためか、この日レベル0.1の本はほぼ貸出中!ちょっと背伸びして、0.2の本を借りてみた。貸出数は一人5冊までなので、このレベルなら館内でまとめ読みがおすすめだそうだ。
図書館では2017年から、交流の場にと「英語多読交流会」を開設していたが、その参加者から、「もっと気楽に立ち寄れて交流できる場を作りたい」と声があり、2018年から定期的に「英語多読ルーム」が開設されている。
潜入「英語多読ルーム」
この日、多読ルームを利用していた3人に話をうかがった。
How did you get started?(始めたきっかけは何ですか?)
NOBさん(多読歴10年)
TOEIC800点をとっていても、英語の本となると読めなかったんです。酒井邦秀さんという方が提唱した「英語多読」を知って実践してみたら、次第に小説が読めるようになりました。
裕子さん(多読歴3年)
英会話塾の先生から勧められました。転勤で三重に来た時、図書館に多読コーナーがあって感動しました!本の感想やおすすめの本を紹介しあえる場がほしくて、「英語多読ルーム」を提案しました。
What is fun?(どんなところが楽しいですか?)
裕子さん
英語の本を読んで泣けた時、没頭していたことに気づきました。
カルダモンさん(多読歴2年)
今よりも低いレベルの本を読んだ時に、がんばらなくても読めた時は、「よしっ!」となりますね。
Please give me advice!(アドバイスをください!)
NOBさん
英語が苦手な人こそ効果があると思います。早ければ半年で効果が出てくる人もいますが、5年ぐらいは気長に続けてみてはどうでしょう。
カルダモンさん
多読を始めて英語の苦手意識は低くなりましたね。
裕子さん
わからない単語が出てきても読み飛ばしていけばいいので、気楽ですよ。語数を増やしていく喜びもあります。私は、オリジナルの記録表をつけています。まずは100万語を目指しましょう!
目標、ペースは人それぞれ。先輩方の体験談を聞いているとワクワクしてくる。焦らず気長に続けていくのがよさそうだ。
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