みえミュージアムセミナー 四日市市立博物館「立原位貫(たちはらいぬき)~想像力から創造力へ~」の事業報告

開催日
2023年10月6日(金曜日)
開催場所
三重県生涯学習センター2階 視聴覚室(三重県総合文化センター内)
開催時間
13時30分から15時30分まで
講師
吉田 俊英さん(四日市市立博物館 館長)
参加人数
会場61名 オンライン17名
参加費
無料
講師
講師の四日市市立博物館館長吉田俊英さん

今年開館30周年を迎える四日市市立博物館では、9月23日から11月5日に開館30周年記念 特別展 立原位貫 〜想像力から創造力へ〜」が開催されます。四日市ゆかりの木版画家・立原位貫についての講演会とパネル展示を三重県生涯学習センターで開催しました。

***************************―チラシ文より―
四日市ゆかりの木版画家・立原位貫(1951-2015)は、江戸浮世絵の復刻からスタートし、やがて個性あふれる創作版画や、屏風、文学の挿絵などを創り出します。
没後、イギリス大英博物館に収蔵されるなど、世界的にも評価されつつある作家の生涯にわたる代表作を、開館30周年記念展として紹介します。
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四日市市立博物館では今年開館30周年を迎えるにあたり、2015年に64歳で亡くなった木版画家の「立原位貫」氏が、64年の生涯のうち37年間を四日市の富田に住んで活躍されていたということ、立原氏の作品は大英博物館が2019年に浮世絵復刻作品9点を購入し、寄贈のオリジナル3点と合わせて12点が大英博物館に収蔵されていることなど、世界にも認められた四日市にゆかりのある作家について皆さんに知っていただこうということで今回の特別展を企画されたそうです。講演は立原氏の人生を前章「浮世絵に出会うまで」、第一章「浮世絵復刻への挑戦」、第二章「オリジナル開始」、第三章「多様な展開」の順に、その時々の作品と共に丁寧に解説されました。25歳から独学で浮世絵の制作を始め、復刻にかける徹底したこだわりと努力、有名な浮世絵コレクターとの出会い、小説や物語の挿絵画家としての活躍、オリジナル作品の制作など、さまざまに駆け抜けた立原位貫氏の人生と作品を熱く語っていただきました。

 

今回の講座は、遠方の方でもご自宅などで受講いただけるオンライン配信を行いました。

全体1
講座の様子
展示
パネル展示

参加者の声

  • 全く知らない人物でしたが、四日市にこんなステキな人が居た事を知って興味を持ちました。講師がとても熱心で親愛がもてました。ありがとうございました。(会場)
  • 分かり易い説明で、大好きな立原さんのお話が伺えて嬉しかったです。四日市市立博物館の展示会にお邪魔します。ありがとうございました。(会場)
  • オンライン講座を受講しました。津市に行かず講義が受けれるのは有難いです。 内容は興味深く、三重県にも先進的な芸術家がいたのを驚きました。 四日市博物館で、本物に出会いたいと思いました。 オンライン講座ありがとうございました。 (オンライン)