第61回名盤を聴くヴィルヘルム・ケンプ特集の事業報告
第61回「名盤を聴く」はドイツ生まれのピアニスト ヴィルヘルム・ケンプを特集しました。
ロマン派の作品をレパートリーの中心に据え、世界中で活躍したケンプですが、10回も来演するほど親日家で、滋味あふれる名演奏は日本でも多くのファンを魅了したそうです。講師は、ケンプの演奏は「ピアノが歌うように弾く演奏」と表現され、参加者の皆さんは、ベートーヴェン弾きとして名声を確立した音色に聴き入っているようでした。
~第61回 ヴィルヘルム・ケンプ特集 プログラム~
1.J.Sバッハ(ケンプ編曲):コラール前奏曲“目をさませ と呼ぶ声が聞こえ”
(カンタータ第140番BWV.140第4曲から)
2.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」
第1楽章 アダージョ・ソステヌート
第2楽章 アレグレッット
第3楽章 プレスト・アジタート
3.シューベルト:即興曲 変イ長調 D.935-2
4.リスト:ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調
第1楽章 アレグロ・マエストーソ
第2楽章 クアージ・アダージョ
第3楽章 アレグレット・ヴィヴァーチェ
第4楽章 アレグロ・マルツィアーレ・アニマート
5.グルック(ケンプ編曲):バレエ音楽「オルフェオの嘆き」・「精霊の踊り」
(「オルフェオとエウリディーチェ」から)
6.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第3番ハ短調oP.37
第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ
第2楽章 ラールゴ
第3楽章 ロンド・アレグロ
7.J.S.バッハ(ケンプ編曲):シチリアーノ
(フルート・ソナタ第2番BWV.103から)
- 名演奏を聴かせていただき、ありがとうございました。ケンプさんの優しいピアノタッチは見習いたいです。
- いつもながら素晴らしい。ケンプを見直しました。今までの私のイメージを覆しました。
- ケンプの演奏の力強さと、流れるような調べを堪能しました。