学校向け文化体験プログラム
伝統文化を体感「三重の伝統文化を体験しよう!(狂言)」

開催日
2016年12月9日(金曜日)
開催時間
10時30分から12時15分まで
開催場所
鈴鹿市立井田川小学校
講師
三重県能楽連盟 森浩一さん ほか
参加児童数
6年生25名
授業の様子
鈴鹿市立井田川小学校6年生のみなさんに狂言の授業を届けてきました。
まずは講師の森さんから能と狂言の違いや舞台のこと、小道具のこと等たくさんのお話を聞きました。さらに講師の家に代々伝わる貴重な面と扇子を見学しました。
そしていよいよ『柿山伏』のはじまりです。目の前で繰り広げられる本物の舞台に子どもたちは興味津々で、終わった後には口々に「おもしろかった!」「すごかった!」などと話していました。

授業の様子

さらにこの学校では狂言を演じるうえでの基礎になる謡と舞を体験しました。子どもたちは扇子の持ち方から教わり、真剣な表情で講師の動きに合わせて舞い、声に合わせて謡っていました。
最後に講師はよく結婚式などで披露される『高砂』を舞いました。深く響く声と洗練された舞に子どもたちも目を瞠っていました。
子どもたちは授業が終わった後も興奮した様子でこの体験のことを話していたそうで、とても印象的な体験になったことがうかがえました。

授業の様子
授業の様子

☆プログラム内容

  1. 狂言のお話(舞台について、鑑賞の仕方)
  2. 面・扇子の見学
  3. 『柿山伏』の鑑賞
  4. 謡と小舞の体験
  5. 謡『高砂』の鑑賞

文化体験パートナーシップ活動推進事業

参加者の声

  • 実際にせんすを持って狂言を体験してみたけど見ているより難しいことがわかりました。わたしは動きをするだけで精いっぱいだったけど森さんは歌いながら動きをするのですごいなと思いました。
  • 場面によって声がすごく大きいところと、少し小さめのところがあって、そこでも感情がしっかりと伝わってきてすごいと思いました。
  • せんすはとても美しかったです。面は200年もあるものだと言っていたので、宝物みたいだなと思いました。
  • 少ない道具で想像しながら観ることができていたのは表情や所作の違いにあったと思います。その表現力におどろいていました。音読などに活かしていきたいと言っている児童もおり、勉強になったようです。(先生)