みえミュージアムセミナー特別講演「アジアの恐竜時代」

開催日
2014年8月30日
開催時間
13時30分から15時まで
開催場所
三重県文化会館 中ホール
講師
福井県立恐竜博物館 特別館長 東 洋一 さん
参加者数
340人
受講料
無料
講演会の様子

秋から「みえミュージアムセミナー」が始まるのを前に、特別講演を開催しました。
講師は、今や全国から観覧者が訪れるという人気博物館、福井県立恐竜博物館特別館長の東洋一さんです。

講演では、アジア地域の恐竜が時代ごとに生活の場や恐竜の種類がどのように変化していったかなどを詳しくお話ししていただきました。
世間を驚かせた羽毛恐竜は、アジアで発生し世界に拡散していったという研究や、保温のための羽毛が、飛翔のためへと進化した理由など、興味の尽きぬお話しでした。

また、東さんは、鳥羽市で発見された「トバリュウ」の化石発掘調査団の一員でもあり、波打ち際で潮の干満の影響を受けながら行った発掘エピソードをお話ししていただきました。

パネル展

会場前では、みえミュージアムセミナー参加館が、館の魅力を発信するブースを出展しました。
開演前と終演後の時間を利用して、受講者の方々も見学されていました。

終演後に東さんは、MieMuに移動し、
この日のために特別に展示していただいた「トバリュウ」の右上腕骨の化石と再会されました。化石の前で解説を行っていただいた後、熱心な受講者の方々の質問にこたえられました。

講座の様子

講師写真
ミエム見学

参加者の声

  • 普段聞けない貴重なお話しを聞けました。理科の教員なので、生徒たちにも話をしてあげたいと思っています。
  • 恐竜の研究は地道な発掘での成果があってはじめてその存在がわかる非常な意思と努力があってのものだとわかった。何億年も前の事実がわかるのは、驚異的なことであると感じました。