【プレスリリース】第七劇場「かもめ」

お知らせ

1999年、早稲田大学在学中に演出家の鳴海康平氏によって結成、2014年に東京から三重県津市美里町へ拠点を移し活動する劇団「第七劇場」が、10年ぶりに三重でチェーホフ原作の「かもめ」を上演いたします。

2014年、三重へ移転後は三重県文化会館の準フランチャイズカンパニーとして毎年新作を発表し、2015年「Alice in Wonderland」を皮切りに、2016年には台湾・台北市の劇団「Shakespeares Wild Sisters Group」とともに3年間の国際共同プロジェクトNote Exchangeに取り組み、同年、「罪と罰」、「地下室の手記」を、2017年には「1984」と精力的に上演。そして2019年には集大成である舞台「珈琲時光」を成功させ反響を呼びました。

 さらに第七劇場では国境を越えることができるプロダクションをポリシーに国内外で活動し、世界の演劇界において共通項であるロシアの文豪チェーホフの4大戯曲の「三人姉妹」、「かもめ」、「ワーニャ伯父さん」、「櫻の園」のレパートリー化に挑んでおり、2019年には「ワーニャ伯父さん」の三重・韓国ツアーを開催しています。

 この度上演する「かもめ」は、2007年に東京で初演し、2010年の三重県文化会館での上演が契機となり、これまで国内7都市、海外3都市へと国内外へと繋がり、第七劇場の代表作となりました。今回の上演は、SPAC-静岡県舞台芸術センターの俳優を新キャストに迎え、さらに研ぎ澄まされた新構成による「かもめ」となり三重へ帰ってきたメモリアルな作品となります。
世界を飛び回った第七劇場の「かもめ」をご期待ください。