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かるみーピクトグラムオンステージコンサートvol.1 亀井聖矢動画「ジェンダーって何?」一場面 2020年初めから感染が拡大し始めた新型コロナウイルス感染症。そうぶんでも主催事業、貸館イベントともに中止が相次ぎ、緊急事態宣言の発令により休館を余儀なくされる時期がありました。ガラン…と静まり返ったそうぶん。こんな時でもできることをやろう!と職員がアイデアを出し合って前向きに取り組みました。 文化会館では、「密」を意識せず少人数でコンサートや演劇を楽しめる「マイベストシートシリーズ」を実施しました。LIVE再開に向けた劇場の意欲的な取り組みとして、ニュースや新聞で大きく取り上げられました。同シリーズはその後、舞台上に客席を配置した「オンステージコンサートシリーズ」へと進化し、劇場の人気シリーズのひとつになっています。 生涯学習センターでは、県民の皆様の「学びたい」という想いに応えられるよう、一部の講座でオンラインによる配信を開始しました。対面での講座開催が可能となってもそのノウハウを生かして、会場での受講が難しい方にオンラインで「学び」の配信に取り組んでおり、受講者から「自宅で学べて良かった」「ぜひ続けてほしい」などの声をいただいています。 フレンテみえでは、センターに直接来館できない方にも啓発できるツールとして動画を作成しました。当時「ジェンダー平等」という言葉が世間でも話題になりつつあり(のちの2021年には新語・流行語大賞のトップテンに選出)、それに合わせて掲載した第1回の動画「ジェンダーって何?」は総合文化センター全体の動画の中でも多くの視聴回数を獲得しました。 県立図書館では、2020年2月29日~6月18日の間において、①休館(2階事務室で予約本の貸出・返却のみ実施)、②一部開館(2階閲覧室で貸出・返却実施)、③完全休館(ポスト返却、電話等でのレファレンスのみ実施)を行いました。 施設の取り組みとして、ソーシャルディスタンスを「いつもより大きくこころの花をさかせよう」という前向きなキャッチコピーで表現し、列の間隔やエレベーターの立ち位置等に花のサインを表示しました。また2019年に誕生したばかりのキャラクター「かるみー」で手洗いや3密回避を呼びかけるピクトグラムを作成してポスターやチラシで呼びかけました。オンラインで楽しめるコンテンツを集めたホームページコンテンツ「おうちで楽しもう」も公開しました。 施設利用サービスセンターでは県の基準を基本とした独自のガイドラインを作成し貸館利用者に事前配布することで、施設利用時における感染症対策の徹底を図りました。(このガイドラインは基準が変更される度に更新し、通算22回の更新が行われました。)その他、施設利用後の消毒を徹底し、手に触れると思われる全ての設備、備品をアルコール除菌消毒。各部屋の鍵を除菌するためのUVC除菌装置を設置。また、各ホールにサーマルカメラと大型扇風機を常設し、お客様でご準備いただく手間を削減しました。これらの対策により、当館では新型コロナウイルス感染症においてクラスターなどを発生させることなくコロナ禍を乗り切ることができました。新型コロナウイルス感染症の影響による主催事業中止・延期:66件12新型コロナウイルス感染症による対応生涯学習センター全体新型コロナウイルス感染症拡大防止のため臨時休館:4月15日~5月11日「そうぶんの竹あかり」は会場を祝祭広場にして開催文化会館フレンテみえ三重音楽発信vol.10 今年はぜったい「ベートーヴェン‼」動画「だいたい3分でわかる!男女共同参画入門講座」緊急事態宣言等を想定した相談事業継続計画作成・人財育成事業『種まきプロジェクト』・『フォーカスみえ』始まる三重県生涯学習センターYouTubeチャンネル開設・「ものしりトラベラー」(観光と学びをテーマとする講座)始まるトピックス令和2年度Topics2020

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