©松原豊©松原豊第七劇場 日台国際共同プロジェクトvol.1 ドストエフスキー作品連続4公演音楽×男女共同参画×演劇チェンバロで聴く「女性と音楽」ミニコンサート二兎社「ザ・空気」公演フレンテみえ県立図書館【公演記録】日台国際共同プロジェクト Notes Exchangeファンファーレ事業 IVAN講演会「IVANTITY~これが私の生きるRUNWAY~」男性講座 蝶野正洋講演会「蝶野正洋という生きかた」三重県立図書館雑誌スポンサー制度開始vol.1 2016年11月26日(土)・27日(日) 三重県文化会館小ホール第七劇場「罪と罰」 & Shakespeare's Wild Sisters Group「地下室の手記」vol.2 2017年11月25日(土)・26日(日) 三重県文化会館小ホール第七劇場×Shakespeare's Wild Sisters Group 「1984」vol.3 2019年2月10日(日)・11日(月祝) 三重県文化会館小ホール第七劇場×Shakespeare's Wild Sisters Group 「珈琲時光」トピックス平成28年度 津市美里町に拠点を置く劇団「第七劇場」と、台湾を代表する新進気鋭の劇団「Shakespeare's Wild Sisters Group」とで、日本と台湾の国際共同プロジェクトを立ち上げました。きっかけは2014年の第七劇場の台湾公演。この公演が台湾のプロデューサー(新田幸生氏)の目にとまって、国際共同プロジェクトの話が持ち上がり、日本・台湾の劇場が協力する形で3年間という長期スパンでのプロジェクトが始動しました。飛行機でたった3時間、しかし文化も言葉も異なる日本と台湾。お互いが日本と台湾を行き来し、同じ時間を過ごし、同じご飯を食べて「違い」を知り、それを受け入れ、楽しみながら、2国間にまたがり作品を創造する刺激的な3年間でした。 この地方発の取り組みが全国的にも話題を呼び、2018年度には三重公演のほかに東京・金沢の3都市ツアーを敢行する集大成に結び付きました。余談ですが、このプロジェクトで濃密な時間を過ごしたことをきっかけに、日本と台湾の出演俳優が国際結婚するという、想像もしなかった嬉しい国際交流も生まれています。 音楽室の壁にかかっていた肖像画を思い出してみると、ベートーベン、ショパン、バッハ…等、男性ばかりが並んでいた記憶がありませんか?優れた女性音楽家も多くいたのですが、正当に評価されず、現代にはほとんど伝えられていないのです。そこで、クラシック音楽史で活躍した女性の生き方について、「情報誌Frente」でコラムを連載しました。さらにコラムと連動して、チェンバロの生演奏によるミニコンサートも実施しました。地元で音楽活動をされている方のチェンバロ演奏、ソプラノ歌唱とともに、女性音楽家にまつわるエピソードや楽曲をご紹介しました。 フレンテみえでは、演劇公演も定期的に実施しています。永井愛さんが主宰を務める二兎社の「ザ・空気」は、これまでも多くの作品でジェンダーに関する発信もされてきた永井さんによる新作で、報道の現場を通して現代日本の現状や課題を炙り出すメッセージ性の強い物語です。三重県出身の俳優、田中哲司さんの出演もあり、中ホールが満席となるお客様にお越しいただきました。 男女共同参画センターが、コンサートや演劇を主催するということは、全国的には非常に珍しいことです。劇場を併設する複合文化施設にあるという利点を活かしたユニークな取り組みとして注目されました。三重県文化会館三重県男女共同参画センター「フレンテみえ」8Topics2016
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