7 フレンテみえ情報コーナー生涯学習センターみるシル平成27年度三重県男女共同参画センター「フレンテみえ」 2011年3月11日に起きた東日本大震災以降、災害が起こるたびに男女共同参画の視点の不足が問題視されています。全国の男女共同参画センターでもこの問題に対応すべく、災害時における男女共同参画の視点の重要性について情報が発信されています。 フレンテみえでは2013年度に三重県総合文化センターが避難所となった場合をモデルケースとし、職員の対応や施設の活用法などをまとめた『男女共同参画の視点を反映した施設の避難所活用モデル』を発行したことに加え、2015年度には『災害時における男女共同参画視点による相談対応マニュアル』を発行しました。「みんな我慢しているのだから」と困ったことがあっても誰にも助けを求められず、より深刻な状況に陥ることも珍しくありません。女性をはじめ、障がいのある方や性的少数者の方など社会的なマイノリティと言われている人たちはその傾向が顕著にあらわれます。そのため、いち早く男女共同参画の視点を有する相談窓口を開設することで、埋もれがちな困難を吸い上げ、改善につなげることができます。 本マニュアルでは迅速な相談窓口の開設に向けて平時から準備ができること、そして発災後の初期対応を具体的な事例を盛り込みながら解説しています。 災害時には「固定的性別役割分担意識」がより強い形であらわれます。男女共同参画の視点をもった災害対応をするためには、平時からの取り組みが必要不可欠です。いつ訪れるか分からない災害に備えるためにも本マニュアルをご活用いただければと考えています。 開館以来、時代のニーズ・利用方法の変化にあわせて施設のマイナーチェンジが行われています。 2014年、フレンテ棟では県の障がい者雇用促進の取組として「ステップアップカフェ」がオープンしました(2024年末で終了)。隣接するフレンテみえの情報コーナーでは、カフェのオープンに合わせて開館以来初めてとなる大規模リニューアルを行いました。情報コーナー内をブックスペース、キッズスペース、情報スペース、レクチャースペ―スに分け、それぞれに特色を持たせました。 生涯学習棟3階には、個人学習スペースの「学習コーナー」と生涯学習情報の発信スペースの情報コーナー「みるシル」を合わせた「まなびぃ場」があります。「みるシル」は、2015年4月にそれまで「視聴覚コーナー」として活用していたスペースを改修し、県内外の生涯学習情報の発信・交流スペースとして生まれ変わりました。美術館・博物館情報、大学・短大・高専など高等教育機関、県内広報紙、観光情報、講座・イベントなどの情報を取り揃えています。近年では、個人学習での利用者が増加したため、より多くの方が利用できるよう「みるシル」のレイアウトを変更し席数を増設しています。 「アートミュージアムショップ」は2015年に「アートショップMikke」としてリニューアルオープンしました。店名は職員から募集し「とっておきを【見つけ】てね」からMikke(みっけ)に決定。オープン記念として発売した「そうぶんあられ」は、職員が試食し、各部署の特徴を表す4つの味を選びました。調査研究『災害時における男女共同参画視点による相談対応マニュアル』時代に沿って進化する施設のかたち全体文化会館県立図書館指定管理者制度による第4期管理・運営開始(5年間)「そうぶんのたなばた」を新しく始める公共ホール演劇ネットワーク事業 ハイバイ「ヒッキー・カンクーントルネード」Re:クリエイション・プロデュース 烏丸ストロークロック「国道、業火、背高泡立草」三重県立図書館改革実行計画「どこにも2つの図書館」開始「英語多読コーナー」開設2015
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