【実習船『しろちどり』に乗って体験航海に出よう!】の事業報告
三重県立水産高等学校との共催で、実習船「しろちどり」に乗って体験航海を行いました。天気は快晴、海は凪、とまさに航海日和でした。参加者の方々は出港後、グループに分かれ、専攻科学生のわかりやすく丁寧な案内での船内探検へ出発しました。普段入れない場所での探検に子どもたちの目は輝いています。その後、洋上を進む『しろちどり』の思い思いの場所で各自昼食を楽しんだ後は、お待ちかねの魚釣り体験です。
教官や専攻科学生にエサを付けてもらったりしながら、ひとりひとりが釣り竿を持って船釣りを楽しみます。魚群の上を通ったのか、デッキでは一斉に魚が釣り上げられます。「また釣れた!」とよろこぶお子さんに保護者の方がうれしそうに目を細めています。しばらく釣りを楽しんだ後は、船長さんによる講義の時間です。『しろちどり』の実習風景やカツオの一本釣りの迫力ある映像、外洋での美しい写真等を紹介いただき、水産高校の皆さんが成長されていく様子などについてわかりやすく説明いただきました。
たくさん釣りを楽しんだ後はロープワークです。ほどけにくいロープの便利な結び方を学びます。「もやい結び」は災害救助時にも活躍します。あっという間に覚えて反復練習しているグループもありました。楽しい時間はあっという間、『しろちどり』は水産高校へ戻ってきました。下船式では校長先生が水産高校で学ぶことのすばらしさについてお話しくださいました。今日の体験が子どもたちの将来の学びに影響するかもしれない1日となりました。
- ここの人たちはとてもやさしくて、できなかったことや、分からないことを教えてくれて、ありがとうございました。初めての船だったので、とてもきんちょうしたけど、みんなが助けてくれてうれしかったです。明日もがんばってください!とても楽しかった。お世話になりました。(子ども)
- つりが楽しかったです。もやいむすびがむずかしかったです。(子ども)
- スタッフの方が大変親切で、子どもたちにも丁寧に教えてくれてよかった。知らなかった水産高校のことも知れたし、なかなか見学できない船の内部も見られて、貴重な体験ができてうれしかった。時間配分、内容等すべてがよかった。(保護者)
- 息子はこの体験もあり、将来の希望する方向が定まってきたようです。(水産学・海洋生物らしい)どうなるかは別として、このような講座があるということは、子どもたちの夢や希望を広げることのできるすばらしい催しと思います。大変かと思いますが、是非継続してもらいたいと思います。(保護者)