学校向け文化体験プログラム
ことばを楽しむ!「楽しい俳句」

開催日
2017年6月27日(火曜日)
開催時間
10時00分から12時15分まで
開催場所
大台町立三瀬谷小学校
講師
三重県俳句協会 平賀節代さん ほか
参加児童数
3年生24名 4年生19名
プログラムの様子
大台町立三瀬谷小学校の3・4年生のみなさんに俳句のプログラムを届けてきました。
今日のテーマは「俳句と友だちに」。教室を出て俳句の種を探し、俳句で表現することの楽しさを体験します。

プログラムの様子
まずは季語や五・七・五などの俳句の基本についての解説を聞きます。講師から「俳句は必ず五・七・五にならなくてもいい。約束に縛られずに自由に作ってみて」というお話を聞いた子どもたちは驚きながらもちょっと安心している様子。難しく考えずに取り組むことができそうです。
俳句の基本の解説の後は、俳句の一部分を隠していくつかの選択肢からこれがよいと思うものを考え、なぜそう思ったのかを発表しました。子どもたちは臆することなくたくさん自分の意見を発表していました。
そして校庭に出て「俳句の種」を探し、実際に俳句作りに挑戦です。花や木、川の音、ブランコや鉄棒など、外に出ると俳句の種はたくさん転がっています。ゆっくりとグラウンドを歩き回ったり、真剣な表情でかたつむりの動きを観察したり、ゴールポストにもたれて景色を見渡したり…講師にも相談しながら思い思いに俳句作りに取り組みました。
プログラムの様子
俳句が出来上がったら校舎に戻ってお気に入りの句を短冊に清書し、俳句会を行いました。学年ごとに5~6句ずつ句を貼り出し、そこから一番よいと思った句を子どもたちが選び出します。選ばれた句のなかからさらによいと思った俳句を選び、優勝を決めます。講師は選ばれなかった句についても、よいところを解説しながら進めていきます。優勝した子は少し照れくさそうにしながらもとてもうれしそう。周りの子どもたちから温かい拍手が送られました。
最後に子どもたちの感想を聞くと「難しかったけど楽しかった!」とか「もっと作りたい!」などの意見が出ました。いろんなところに俳句の種が転がっていることを知り、俳句がもっと身近に感じられたようです。
プログラムの様子
プログラムの様子

☆プログラム内容

  1. 俳句の基本(季語や五・七・五、子どもが作った俳句の鑑賞、クイズなど)
  2. 俳句の創作
  3. 俳句会

文化体験パートナーシップ活動推進事業

参加者の声

  • 自分はいっしょうけんめい考えていたら風が吹いて、「そうだっ!」て思って「梅雨の空 すずしい風が ふいてくる」にしました。はじめて俳句を作るのが楽しいと思いました。(4年生)
  • 俳句の種を見つける時は、ふだん気づかなかったことや、はじめて発見したこともありました。よく見て聞いて感じることで俳句の種を見つけることができたし、自分なりの俳句を書けたと思いました。(4年生)
  • つくったらどんどん楽しくなってもうおわりなのにまだまだかきたくなりました。(3年生)
  • いえの人にどんなことをしたか、じぶんでつくったはいくをおしえてあげます。やくそくもおしえてあげます。はいくのことをしれてとてもうれしかったです。(3年生)
  • 子どもたちの目線に立ってとても楽しい授業をしていただいて感謝です。(先生)
  • 今回のことでとても興味をもって「また俳句を作りたい」という子が多かったので、また国語の学習で句をよみたいと思います。(先生)