【百年後の『夢十夜』~漱石の不可思議な夢の世界へ~】全2回(3月5日・3月12日 )連続講座の事業報告

開催日
2017年3月5日(日曜日)~12日(日曜日)
開催場所
三重県文化会館レセプションルーム(三重県総合文化センター内)
開催時間
13時30分から15時30分
講師
河原 徳子さん(日本文学研究家)
参加人数
5日:171名 12日:137名
参加費
無料

 15回目を迎えたボランティア企画シリーズ文学は、当日の受付や司会なども講座ボランティアの方が主になって運営する人気シリーズです。

 今年は漱石が生誕150年、没後100年の年にあたり、中でも難解と言われる『夢十夜』をテーマに開催しました。
 冒頭「こんな夢を見た」ではじまり、第一夜から第十夜まで不可思議な漱石の世界が存分に語られていきます。漱石の作品は「耳で聴く文学」でもあるそうで、自身の発表前の作品を弟子に音読させてそのリズムを聴いていたそうです。参加者の方々もイメージ映像とBGMの演出の中、講師の流れるような朗読に耳で聴きいり、思い思いに漱石の不可思議な世界に引き込まれているようでした。

 

  

 また、ただでさえ不確かな「夢」を、「小説」というフィクションで表現されるので、一夜ごとに不可思議な宙ぶらりんな印象を受けるのですが、その作品の意味するもの、時代背景について講師より詳しい解説があり、この『夢十夜』はまさに宙づりの中に生きている人間の心理を描いていると締めくくられました。

参加者の声

  • 文章・音声・BGM・作品解説とそれぞれが上手く融合し、受講者にとっても、わかりやすい講義でよかったです。
  • いつも楽しい講座をありがとうございます。「吾輩は猫である」とか「こころ」を読んだことがありますが、今回の「夢十夜」は初めてで何か不可思議な世界に入った気がしました。
  • 今回も大変興味を持って聴講できました。河原先生ありがとうございました。「夢十夜」は美しさ、怖さ、哀しさなど様々な情感を受け止めながら、一夜ごとに引き込まれていく本当に不思議な世界でした。音楽と1コマのシーンの美しさにうっとりしながら先生の声に魅了されました。