学校向け文化体験プログラム
五感を刺激!「演劇プログラム」

開催日
2016年12月8日(木曜日)
開催時間
13時40分から15時15分まで
開催場所
志摩市立船越小学校
講師
NPO法人パフォーミングアーツネットワークみえ 油田晃さん
参加児童数
4・5年生 4名
授業の様子
志摩市立船越小学校4・5年生のみなさんに演劇の授業を届けてきました。
今回このプログラムを体験するのは4名。少人数の学級ですが子どもたちはとても仲良しです。
まずは緊張感をほぐすために円になって様々なゲームを行いました。自分のことをみんなにもっと知ってもらうための自己紹介をどんどん繰り返すゲームや、リズムを回していくゲームで子どもたちからたくさん笑顔が見えるようになってきました。
授業の様子
さらに、ジェスチャーと「ぎゃ、ぎぃ、ぎゅ、ぎぇ、ぎょ」の言葉しか使わずに物を伝える伝言ゲームや、アルファベットを4人で体を使って表現するゲームを行い、自然に子どもたちが「演劇」をし始めています。
授業の様子
いつの間にか「演劇」の世界に足を踏み込んでいた子どもたちに、ここで新しい課題です。ドラえもんのお話を下敷きにして自分たちでお話を考えます。ただし、「ひみつ道具」は自分たちオリジナルのものを考えなくてはいけません。
子どもたちは4人でアイデアを出し合って、短時間でお話を作り上げました。そしてすぐに演出も考え始めました。
授業の様子
そしていよいよ上演です。教室の使い方を工夫した楽しい作品が出来上がりました。子どもたちの演じる様子はビデオに録画し、上演後みんなで観てみました。少し照れながらも、「結構面白いやん」などと話していました。

最後は講師からまとめのお話です。
「今日はみんなで一生懸命考えて作品を作り上げることができた。演劇には正解がない。つまり、今日みんなが考えたことはみんなで話し合って“どうにかこうにか”出した答え、“最適解”だった。学校では正解を求められるが、社会に出ると今日のように最適解を探すことを求められるようになる。」
子どもたちはこのお話に真剣に耳を傾けていました。

授業の様子
授業の様子

☆プログラム

  1. アイスブレーク(自己紹介ゲーム、リズム回し、「ジブリッシュ」など)
  2. ドラえもんのお話を下敷きにお話づくり
  3. 演出を考えて練習
  4. 発表・その後ビデオで自分たちの作品を観る 
  5. まとめのお話

文化体験パートナーシップ活動推進事業

参加者の声

  • 自分たちで劇を作るのは大変だったけど楽しかったです。(4年生)
  • ジェスチャーゲームでガソリンスタンドの人をやったときははずかしかったけど、最後の人まで伝わったのでうれしかったです。(4年生)
  • この経験を6年生を送る会に生かしたいです。(5年生)
  • 最後に自分たちで演げきをつくって、先生ときてくれた人に演げきをみてもらって、最後に自分たちがしたげきを見て意外といいなあと思いました。(5年生)
  • 導入から子どもたちが楽しく入れるよう工夫してくださっていたので、子どもたちも楽しみながら体験できたと思います。(先生)