みえアカデミックセミナー2016
移動講座(尾鷲市)
鈴鹿大学短期大学部公開セミナー
「音楽と健康―音楽の効用について―」の事業報告

開催日
2016年10月3日(月曜日)
開催場所
尾鷲市立中央公民館 講堂
開催時間
13時30分から15時00分
講師
鈴鹿大学短期大学部生活コミュニケーション学科 教授 鵜飼 久美子さん
参加者
74名
参加料
無料

  毎夏に県内の高等教育機関と開催している公開セミナー「みえアカデミックセミナー」に続いて、秋からは、更に各市町が加わり「みえアカデミックセミナー移動講座」として出張講座を開催しています。今年度は、名張市、熊野市、大台町、尾鷲市、菰野町、紀北町の6市町での開催です。

  みえアカデミックセミナー2016移動講座(全6回)の第4回は、鈴鹿大学短期大学部と尾鷲市教育委員会・尾鷲市立中央公民館『ふるさと大学』と共催し尾鷲市にて開催しました。

 音楽は、私たちの暮らしの中に、空気のように存在しています。そして、知らず知らずのうちに、音楽の恩恵をうけながら生活していると言っても過言ではないでしょう。近年注目を集めている音楽療法について紹介していただき、音楽の効用について実際に体験しました。

 まず最初に、講師の演奏に合わせて参加者全員で合唱しました。気づかないうちに自分以外の音や抑揚などをお互いに感じている事など、他者に寄り添い合わせる大切さについて話され講座が始まりました。講演では、音楽の起源や音楽の三要素、音楽の効用には心理的なもの、生理的なもの、社会的機能があることなど、音楽と健康との関係性について解説されました。続いて、音楽の利用法としての音楽療法について、活用領域や活用分野には医療、福祉、教育、病気の予防等の療法分野から健康分野まで幅広く、対象も誕生から一生涯を通してであること、また認知症などの後遺症への活用事例等についても動画を用いて紹介されました。

 講演中の所々に、合唱やトーンチャイムという楽器を使っての合奏、認知症予防の視点からの発音練習や口腔機能を高める口や顔の体操など実技をたくさん折り込んで進み、皆さんも効果を楽しみながら実感して理解を深めていただいたようでした。最後に講師は「音楽を活用して楽しく過ごしていきましょう」と締めくくられ、講師の楽しいお話と体験に、皆さんの笑顔がとても印象的な講座でした。

 
 

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参加者の声

  • 時間があればもっとお話をお聞きしたいです。素晴らしかったです。大変、大変、よかったです!!
  • 今まで受講した中で、一番感動しました。素晴らしい。今後の参考になり豊かに生きていきます。ありがとう。
  • 音楽療法があらゆる面に大変大事だと実感しました。大変よかったです。楽しかった。
  • 大変楽しく時間の過ぎるのを忘れてしまいました。家でやってみようと思います。
  • 話のテンポがよく時間があっという間に過ぎました。色々参考になる事があり、ありがとうございました。
  • 音楽セラピーは緩和ケアへの効用という程度しか知らなかった。音楽の効用をもっとたくさんの方に知ってほしい。もっと長く聴講したかった。歌ったり体を動かしたり、楽器を使い楽しかった。