三重県埋蔵文化財センター共催
「津市初! カマド塚発見!! -西毛谷A遺跡(津市河芸町)の発掘調査-」
の事業報告
今回のまなびぃすとセミナーは共催の三重県埋蔵文化財センターから講師をお招きし【津市発!カマド塚発見!!-西毛谷A遺跡の発掘調査-】と題し、ご講演いただきました。
平成27年の発掘調査で、津市河芸町にある西毛谷A遺跡から古墳から飛鳥時代の墓8基が発見され、そのうち1基は木で部屋をつくり遺体を安置し、火をかけた「カマド塚」であることがわかったそうです。この地は当時、須恵器の生産地であったと推測され、周辺で生産した多くの須恵器が副葬されていたそうです。そこでは、その須恵器生産に従事した有力者が埋葬されているのではないかとお話を締めくくられました。
参加者の皆さんは、最先端の発掘現場の話に、メモを取りながら熱心に聞き入っていました。また最後には、出土された土器を実際に手に取り見学することができ、感慨深げのようでした。
- ここから近くで昔々に器を作り墳で見送り、心豊かな暮らしを思い浮かべました。実物を見せていただきありがとうございました。
- 自宅の地下を発掘したい気分になりました。土葬だと思っていました。火葬が飛鳥時代にあったのですね。
- 身近な場所のことで、とても興味深く感じました。