学校向け文化体験プログラム
音楽に感動!「日本音楽の楽しさを体験しよう!」
大台町三瀬谷小学校の6年生の皆さんにお箏の授業を届けてきました。まず、講師の演奏を聴きます。尺八は「アメージンググレース」、お箏は「ディズニーメドレー」です。子どもたちは神妙な面持ちで演奏に聴き入っています。曲が終わると、一瞬の静寂をおいて拍手が起こりました。
今日のプログラムはお箏と尺八、2種類の和楽器の演奏を体験します。まずは尺八から。「首振り三年ころ八年」と言われるほど難しいそうです。コツは「口の中にもう1つ口を作って吹く」こと。「どういうこと?」と講師に尋ねながら、息をふーっと吹き込みすぎて「頭がクラクラするー」と苦戦している様子でしたが、しばらくすると「今鳴ったよね?」「鳴った鳴った!」とうれしそうにはしゃいでいる子も。たくさんの子どもが音を出すことができました。(下の写真参照)
こちらはお箏。列の間をぬいながら、ひとりひとりに講師陣は丁寧に指導します。「はじめてなのにすごいね」「さっきより音がよくなったね」言われると、子どもたちはノッてきます。あっという間にはっきりとしたキレイな音が響くようになりました。
『さくら』の合奏では、音がひとつにまとまり、どの子も「できた」という確信からか、うれしそうな表情がこぼれていました。そして、お箏の片付け。お箏にカバーをかけたり、音を決める「琴柱(ことじ)」を箱にしまったり、と全員で協力して取り組んでいました。
最後に講師から「みなさん上達が速くてびっくりしました」「すごくセンスがあるので、今から始めたら将来は名人になれるかも」と褒められると、はにかんだ表情を浮かべていました。
- 尺八はさいしょふいたときは全く音が出なくてむずかしいなと思っていたけど、ふき方を教えてもらって、音がでたのでとってもうれしかったです。
- ふだんは日本の和楽器より外国の楽器を見たり、使ったりすることが多いので、尺八やおことの体験をできて、とてもよかったです。
- 6年みんなで日本の楽器をすることができてとてもうれしかったです。
- 尺八の先生と友だちが音を出しているのを見ていると、くちびるを上?の方につけてたので同じようにふいてみたら強くふかなくても音が出て、あてるところが大事なんだなと思いました。最後は少し音が出せてうれしかったです。
- お箏のげんとげんの間に指がぶつかったりして難しかったけど、慣れてくるとすごく楽しかったです。みんなで最後にあわせたときはすごいと思いました。またやってみたいと思いました。
- 子どもたちにていねいに教えていただき、またたくさんほめてくださったので、楽しい雰囲気のなか体験できた。(先生)