「国立極地研究所 ある海洋生物学者の挑戦
  ~ペンギンとマグロとサメの最新科学~」の事業報告

開催日
2016年6月25日(土曜日)
開催場所
三重県文化会館レセプションルーム(三重県総合文化センター内)
開催時間
13時30分から15時まで
講師
渡辺 佑基さん (国立極地研究所 准教授)
参加人数
169名
参加費
無料

 今回の「まなびぃすとセミナー」は「最先端」をテーマに、国立極地研究所の海洋生物学者である渡辺佑基さんに革新的な生態記録の手法である「バイオロギング」でわかった新たな事実についてお話いただきました。

 はじめに、ペンギンの捕食、マグロの速度、傾きながら泳ぐヒラシュモクザメ、ホオジロザメのハンティングの4つのテーマで「バイオロギング」で解明された驚くべき発見について紹介していただきました。
 また、南極の調査の様子や、研究者としての渡辺さんの生き方などをお話いただきました。時折ジョークなども飛び出す渡辺さんの軽妙な楽しいお話を聞き会場は何度も「なるほど」と感嘆や笑い声があがっていました。
 さらに、迫力あるサメのハンティングのシーンやペンギンの捕食シーンなども映像でみせていただき、参加者の方々は大変驚かれたようです。その後、質疑応答ではたくさんの方からの質問があがりました。

 また、講演後には実際に、約1万~2万年前の空気が閉じ込めれたた南極氷や防寒服を見たり、触ったり、また写真のパネル展示を見ていただきました。参加者の方々の「学び」に対する知的好奇心を充分に刺激したセミナーになったのではないでしょうか。

講師の渡辺佑基さん
会場はいっぱいです。
国立極地研究所の展示をしました。
南極の氷を触っていただきました。

参加者の声

  • 専門的なお話をとても解りやすく面白くお話いただいて、よかったです。今回、参加できなかった人に教えたいとワクワクしています。カメラ付アデリーペンギンにお目にかかりたい!
  • 面白い話をありがとうございました。ペンギンのケンカを初めてみました。また横になって泳ぐサメもいるのですね。貴重なお話を聞かせていただき、本当に楽しかった。
  • 今まで信じていたマグロは100キロですすむというのは、ウソと知ってびっくりした。