学校向け文化体験プログラム 「和文化体験学習〜十二単の歴史と着つけ体験〜」

開催日
平成25年6月11日
開催場所
津市立家城小学校

津市立家城小学校6年生のみなさんに、和文化体験学習の授業を届けてきました。
平安時代の女性の装束である「十二単」と、男性の装束である「束帯」を着る体験をしました。まずは、本物の着物を見ながら、どんな人がどんな時に着ていたのかなどを教えてもらいました。「十二単」とは、十枚以上の着物の重ね着を指すそうで、実際に着装するところを見せてもらい、二本の紐を使って着つけていくことや、着せてもらう人も着せる人もとても大変なことかがわかりました。美しい着物のもととなる繭玉も見せてもらい、最近国語で漢字を習ったばかりの「蚕」がこれを作るということも教えてもらいました。
子どもたちは実際に着る時になると照れたりそわそわしたりしていましたが、最後はピシッといい表情で写真撮影をしてもらっていました。実際に着ると、着物がとても重くて動きづらいことがわかり、「綺麗だけど大変だったんだなぁ」と平安時代の暮らしに思いを馳せていました。


☆プログラム内容
1.十二単のお話
2.着付けの手順を見学
3.空蝉の完成
4.十二単と束帯を着る
5.「十二」にまつわるお話


☆プログラム開催情報
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日時  6月11日(火)13:45〜15:20
講師  小林豊子きもの学院のみなさん  
児童数 6年生 14名 
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☆先生からの声
・男子は恥ずかしそうにしていたが、同時に満足そうな表情もしていた。女子は素直に美しい着物を着られることを喜んでいた。また、他学年の児童も興味津々で目を輝かせて見学していた。
・講師のみなさんの所作を見るだけでも大いに勉強になると思います。


☆子どもたちの声
・もう一生着る事はないと思うのでこの事はぜったいに忘れないと思います。
・平安時代の貴族の女の人はこんなに重いのを着ていてかたが痛くならないのだろうかと思いました。
・昔の人もオシャレが好きだったんだなと思いました。
・そくたいはとてもきごこちが良かったです。
・(十二単を)着る時に使うひもが2本しかないのがふしぎでした、1本で支えて1本でしめるというのがすごいと思いました。