Mゲキ×Aゲキ青年団リンク ホエイ「麦とクシャミ」作・演出:山田百次 プロデュース:河村竜也
三重県文化会館・津あけぼの座が共同でオススメの演劇を招聘していく「Mゲキ×Aゲキ」。
津あけぼの座で好評を博した前作「珈琲法要」に次ぐ北海道もの第二弾。 大東亜戦争のただ中、北海道のある村の麦畑を突きやぶって出てきたのは火山だった…
基本情報
出演
中村真生
伊藤毅
緑川史絵
河村竜也
(以上青年団)
山田百次(劇団野の上)
宮部純子(五反田団)
朝比奈竜生
あらすじ
1943年の暮れ、洞爺湖のそばのサケやマスが孵化することからフカバと名付けられた村の、のどかな麦畑が突如隆起してきた。日々20センチずつ、地面はみるみる盛り上がってくる。やがて川は氾濫し、ある家では坂の下にあった隣家が目前にまでせり上がってきた。その村には鉱山から採れた鉄鉱石を室蘭の製鉄所に運ぶための鉄道が走っていた。資源を国内調達しなければならなくなった国にとってその鉄道は生命線であった。軍は鉄道の死守を命じ、軍人、村人、囚人など総出で盛り上がった鉄道の掘り下げ工事を行った。
地面はやがて噴火をはじめ、いくつもの火口を作ると、巨大な溶岩ドームを形成。出来上がった火山はのどかな田園と集落を消滅させた。戦時下の日本において、この不気味な火山の出現のことは国民が動揺し戦意が低下するという理由で世間には情報を伏せられていた。
《噴火ハ昨昼頃ヨリ勢ヒ弱リ 人畜ニ死傷ナシ 安心セヨ 憶測的流言ヲ慎ムベシ》
プロフィール
ホエイ
劇団青年団の河村竜也(プロデュース)と、劇団野の上の山田百次(作・演出)によるシアターカンパニー。
2013年、青年団演出部内で企画を立ち上げ『珈琲法要』(2013年12月)、『スマートコミュニティアンドメンタルヘルスケア』(2014年3月)と立て続けに作品を発表。サンプル・ままごと・東京デスロックなど数多くの劇団を排出してきた青年団リンクに2014年7月、昇格。
ホエイとは、ヨーグルトの上澄みやチーズをつくる時に牛乳から分離される乳清のことです。産業廃棄物として日々大量に捨てられています。でもほんとは飲めます。うすい乳の味がしてちょっと酸っぱい。乳清のような、何かを生み出すときに捨てられてしまったもの、のようなものをつくっていきたいと思っています。
詳細情報
日程 | 10月14日(金曜日) 19時00分開演★山田百次によるアフタートークあり 10月15日(土曜日) 14時00分開演 10月16日(日曜日) 14時00分開演 |
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上演予定時間 約1時間50分 |
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会場 | 四天王寺スクエア |
三重県津市栄町1丁目888 四天王会館3F 近鉄・JR・伊勢鉄道 津駅下車 東口より徒歩8分。 |
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料金 |
整理番号付き自由席
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チケット | 7月30日(土曜日) 10時発売 |
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クレジット |
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備考 |
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イベントに関するお問い合わせ先
- 担当部門
- 三重県文化会館トップページ
- 電話番号
- 059-233-1122(チケットカウンター)
- 所在地
- 〒514-0061 三重県津市一身田上津部田1234
三重県総合文化センター 三重県文化会館